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「彼氏に依存しているのか、会えないと寂しくなったりイライラも強くなるのを改善する方法」は上のプレーヤーで聞くこともできます。
よろしければ音声を聞きながら、最後まで記事を読んでみてください。
こんにちは、心理カウンセラーの高牟禮(たかむれ)です。
カウンセリングで、
彼氏への依存について
相談を受けることがあります。
彼には毎日会いたいし、
会えないと苦しくなる。
寂しさと不安で、
自分がどうなるかわからなくなる。
だからついつい、
しょっちゅうメールをしたり、
電話をしたり。
でもこんなことを
続けていたら重い女と思われ、
別れを切り出されてしまうかもしれない。
わかってはいるけれど、
彼への依存が強く、
やめることができない。
彼を求める強い気持ちと、
失う恐怖で板挟みになり、
とても辛くなってしまうんですね。
この強すぎる依存を和らげ
彼とより良い関係になるヒントを
お伝えします。
彼氏に依存してしまう原因は、漠然とした不安や強い孤独感
なぜ彼氏に、
それほどまでに依存してしまうのでしょうか?
それは不安と孤独感が強いからです。
しかもこの不安は、
あまり具体的ではなく
漠然としていることが多いですね。
でも彼と一緒にいると、
その不安も薄れ安心できる。
でもこれは
根本的な解決には
ならないんですね。
なぜなら、この安心をもたらしてくれる、
彼を失うことになったらどうしよう、
という不安に陥るからです。
この不安は、
非常に深刻です。
本当に彼を失うことになったら、
少なくても一時的には、
生きていられない、
という感覚に陥ってしまうことを、
自分でもわかっています。
そのため彼がいたらいたで、
失う不安が自分を圧迫してくるのです。
もうひとつの原因である、
強い孤独感は、
彼といるときは、
ラクになります。
しかし、これも
一人では長く続かないのです。
デートが終わりに近づくと
耐え難いほどの孤独感に
襲われることもあります。
彼とつながっている安心感を、
物理的に離れると、
自分一人では保てないのです。
そのためLINEや電話を
しょっちゅうしてしまうのです。
彼に依存し続けうまくいくこともある
こう書くと「依存はいけない」という
印象を持ってしまわれたかもしれません。
しかし、必ずしもそうではないのです。
なぜなら依存されることが、
好きな男性もいるからです。
むしろ自分の意見をしっかり
持っている女性を好まない人もいるのです。
そのような男性は、
頼られることが嬉しいのです。
頼られることに、
頼っていると言ってもいいかも
しれません。
一般的には共依存と呼ばれますが、
ある意味ウィンウィンなんですね。
ただ人は
変わっていくものです。
少しずつ自信が出てきて、
自分の意見を持ち始めると、
彼との関係が
ギクシャクしてきます。
依存することで相性がよかったのに
そのバランスが崩れてくるからです。
もし彼との関係を続けないなら、
目覚め始めた自主性に
蓋をする必要があるでしょうね。
もし彼に対して自分を出すようになったら、
別れのリスクが高くなります。
せっかく出てきた自主性は伸ばしていきたいし、
彼とも別れたくない。
でも彼か自分か、
どちらかにしわ寄せがくるので、
とてもキツイ。
共依存でうまくいっていたカップルは、
片方が成長することで、
かえって苦しくなり、
悩みが増えることがあります。
度を越した依存をなくし、別れのリスクを小さくする
依存されることが好きな男性に対して、
依存的でいると
ある種うまくいきます。
しかしその度合いが
大きくなっていくと
やはり別れのリスクが上がります。
付き合い始めは依存しつつも、
遠慮しているところもあります。
でも付き合って少し経つと
安心するんですね。
すると遠慮が
なくなっていくのです。
より正確には遠慮して依存してきたけれど、
この我慢に耐えられなくなって
雪崩が起きるように依存的な行動を
するようになることがあります。
すると彼は
びっくりしてしまいます。
ひっきりなしにくる電話やLINE。
勤務中に電話をかけて出ないと、
彼の都合関係なく
不機嫌になる。
夜中にも長時間の電話。
こうなってくると、
さすがの彼も
根をあげることが多いです。
ただ依存する方は
不安や孤独感でいっぱいなので、
彼の都合を
考えられなくなってしまうのです。
自分の中の依存心にスイッチが入ると、
際限がなくなることがあるので、
ここをコントロールできるようになることが
大切ですね。
まずはこの依存スイッチに意識的になり、
気をつけるようにするというのが第一歩。
ただそれは対処法に過ぎないので、
そもそも彼に依存しやすい体質を
変えていく取り組みが大切になってきます。
彼氏への依存を減らす方法
彼氏への依存が強くなると
生活の全てが
彼中心になっていきます。
極端な場合には
毎日合わないと我慢できなくなったりします。
あるいは「会いたい」と言われたら
友達との約束も
仕事の都合も後回しにして
会おうとします。
この依存状態を減らすには
こういった行動や考え方の
真逆を練習していくことです。
つまり、自分としての充実を追求したり、
彼氏以外との交友関係も
大切にするのです。
要するに自分軸を
作っていくということなのですが
彼氏に依存することが
長年の習慣になっていると
かなりの抵抗感が出てくると思います。
しかし、この自分軸がしっかりしてくると
彼氏と会う時間も充実してくるのです。
不安だし寂しいからと
なるべく彼と会うようにすると
確かにその時は
安心するし満たされます。
しかし、彼氏との関係は
会えば会うほど
なあなあになってしまうのです。
しかも不安や孤独感を
100パーセント解消できないので
依存しているのに
不満が増えてしまうのです。
すると彼氏といても最初のような
いい感じがなくなり、
どんよりした雰囲気になってきます。
この流れを変えるには、
徐々に自分を充実させていくことです。
何か自分が興味があるものを見つけ、
打ち込む。
それは自己完結する
マニアックなものでも構いません。
ポイントは、
自分独自の世界を持つということです。
すると「ひとりでいられる能力」が育ってくるのです。
このテーマを詳しく知りたい方は、
下記の記事もお読みください。
ひとりぼっちの辛さは「ひとりでいられる能力」を高めることで解消し、いい人間関係も持てるようになる
すると面白いことに、
彼氏との時間も
よりいいものになっていくことが多いのです。
彼氏と会えない時間があるからこそ、
思いが深くなり
愛情が深まるという流れがあるんですね。
ただ彼氏が頼られることに頼るという
ある意味相性のいい、
共依存カップルになっている場合は、
自分を充実させることで、
緊張が高まることもあります。
するとカップルによっては、
相性が変わってしまい、
喧嘩が増えたり
別れが起きることもあるのは、
先ほども書いた通りです。
ここは難しい選択と思います。
最終的には、
お互いに自分の世界を持ち自立している。
でも同時にお互いを必要とし、
支え合える。
これが満足度が一番高い状態ですね。
しかし、今の段階で
彼氏への依存を減らし、
別れのリスクを取ることは
耐えられそうにないというときは、
自分を充実させることをあえてストップし、
現状維持を選んだ方がいいときもあります。
ただ長期的には、
自分の安定は全て彼氏次第という意味で、
リスクが高いですし、
精神的自立も滞ってしまいます。
ある段階からは、
自分の充実もはかり、
今の彼氏がその成長に付いてきてくれるなら、
それもよし。
もし難しければ、力を蓄えてから
お互い自立していて同時に支え合える
新しいパートナー探しをする流れがお勧めです。
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