カウンセリングで、
クライエントさんの身体の苦痛に
取り組むことがあります。
頭痛、腰痛、関節の痛み、
どこにあるかもはっきりしないけれど、
何となくすっきりしない不快感など。
このような身体の症状をを心の表れとして捉え
取り組んでいくアプローチですね。
ただその前に大切なのは
医学的な問題がないかどうか
見極める必要があります。
特に強い苦痛に関しては
検査してもらったほうがいいでしょうね。
医学的な問題と
心理的なテーマを取り違えないためです。
もちろん医学的な原因がある苦痛であっても
心理的なアプローチによって
緩和されることはあります。
しかし、医学的な原因自体が
取り除かれるわけでもないのです。
例えば骨折に伴う痛みに対して
ギブスをすることなく
心理的アプローチだけで進めるのは
無理がありますよね。
適切な治療を受けギブスをした上で
心理的なアプローチを加えると
より小さな苦痛で済む事は多々あります。
この棲み分けが大切と思います。
そして心因性の身体の痛みであっても
心理的な気づきによって楽になるものと
身体的、エネルギー的に解放するしかないものと
2つに分かれます。
ここも取り違えると、
チグハグなことになります。
それは私自身の経験から
学びました。
大学を卒業し、
エンジニアとして働きはじめ、
過酷なストレスによって
身体が動かなくなる経験をしたのです。
突然全身を、激痛が襲ったのです。
極度の疲労感もありました。
もちろん病院に行きましたが、
医学的な原因は、
見つかりませんでした。
この時点で、
私の身体の痛みは、
心因性であることがはっきりしました。
そして心理的アプローチを進めましたが、
自分に対する気づきをベースにしたやり方では、
限界がありました。
確かにラクになることも
ありましたが、
根本的な部分が手付かずの
感覚があったのです。
それは心理的な気づきが入り込む余地のない、
非常に原初的な感情の層が、
痛みを作り出していたから。
この心の深い層へのアプローチは、
既存のセラピーの中にはありませんでした。
やむを得ず、
自分で考案した方法で、
試行錯誤を繰り返したのです。
徐々に手応えが出てきて、
おかげさまで今では、
痛みはほぼ消え、
他の人より若々しく元気な状態で、
いられるほどになりました。
この経験の結果、
心因性の身体の苦痛の場合、
気づきのアプローチでラクになる心の層と、
身体的、エネルギー的に解消するしかない心の層があることが、
はっきりわかりました。
そして後者は、
従来のボディワーク、エネルギーワークでは、
感情が解離し機能不全を起こしているので、
感情の解放は進まず
びくともしません。
でも解離を解消する、
独自のアプローチを加えることで、
解放できることがわかりました。
そんな道筋が、
初めて明確になったのです
おかげでカウンセリングで、
心因性の身体の痛みに取り組むことが、
できるようになりました。
私自身の経験で見出した道筋を参考に
進めていくと成功率が高いのです。
それを理論家、技法化したのが、
私のオリジナルメソッドである
エモーショナル・リ・バース・セラピー。
感情を蘇生する、
という意味を込めて名付けました。
この技法の恩恵は大きいので、
今後もカウンセリングの中で、
活用していくことになると思います。
また他のカウンセラー、セラピストにも
分かち合っていければと思っています。
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