体の不調

落ち込みがひどいと体が痛さ、だるさ、動けなさ、食欲不振といった身体症状を伴うことがある

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こんにちは、心理カウンセラーの高牟禮(たかむれ)です。

ひどい落ち込みがあると
心が不安定になるだけでなく、
体の苦痛として出てくることもあります。

そのため体調の悪さを何とかしようと
最初は内科を受診しすることが多いです。
でも異常が見つからないことから、
心の不安定さからきているという
流れも結構あります。

つまり心因性の体の不調ですね。
この記事では、どんな症状があるかと、
その対処法を解説します。

心の不安定さから体の不調になる理由

心が不安定になると、
なぜ体の不調が出てくるのか。
不思議に思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
それは心と体が独立しているのではなく、
繋がっているからです。

例えば心配事があると、
胃が痛くなったりしますよね。
またプレッシャーを感じたとき、
ドキドキし汗をかいたり、
足が震えたことがない人は
まずいないと思います。

これらは心が強いストレスを感じたときの、
体の典型的な反応だからです。
そして心の不安定さには、
特有の体の症状があるのです。
でもそれらは医学的検査をしても、
何も見つからないことが多いのです。

心の不安定さに伴う主な体の症状と対処法

睡眠の不調

心の不安定さの表れとして、
なかなか眠れないという形で出ることがあります。
このように寝付くのに時間がかかると、
夜が来るのがプレッシャーになり
怖くなる人もおられます。
悶々と過ごすのが苦痛だからです。

そのため就寝時間が近づいて来ると、
「寝なければいけない」と
思いつめるようになり、
ますます眠れなくなるという
悪循環に陥ることも多いです。

朝、目覚ましが鳴るより
早く目が覚めてしまうことがあります。
一見良さそうにも思えるかもしれませんが、
睡眠不足の原因になるのです。
すると日中ボーッとして、
頭が回らない状態に陥ってしまいます。

夜中に繰り返し目が覚めてしまう、
こともあります。
これがあるときは、睡眠が浅くなっていますし、
感覚的にも「寝た気がしない」という思いから、
ますます追い詰められやすいのです。

このような睡眠の不調は、
うつ病をますます悪化させる要因になりますので、
夜にスマホやゲームを避けるといった、
できることから取り組んでいくことが大切です。

食欲

うつ病になると、食欲不振になったり、
逆に食べすぎになることもあります。

食べ物の味が変わってしまい、
美味しいと感じられなくなったり、
全く味がしなくなったりします。
食べるのが面倒に感じ、
何も食べないまま過ごしたり、
そのまま寝てしまったりします。
このような状態が続くと、
体重が急に減ってしまうことすらあるのです。

食べすぎになるときは、
甘いものが急に欲しくなったりします。
食べる量のコントロールが効かず、
体重が増加することも多いです。

こういった症状が出てきたら、
心の不安定さの改善に加え、
食べる食べないを衝動にまかせることなく、
時間を決め食べるといった
意識的な取り組みでリズムを作っていくことが大切です。

疲労感

この疲労感というのは、
うつ病の典型的な症状のひとつですね。
満足に動けない状態が続いているのに、
疲労感はなかなか抜けず
困惑する方も多いです。

最初は外的なストレスを減らし、
休養が大切になってくるでしょうね。
回復には、かなり時間がかかります。

また時間帯で、
疲労感の出方が変わるのも特徴です。
朝が一番辛く、
昼過ぎから夕方にかけては、
軽くなっていくことが多いです。
これが単なる疲労と、
うつ病による疲労感の違いになってきます。

この疲労感は、
いままで頑張りすぎていたことによる、
心身のエネルギー不足が主要な要因です。
それだけ休養が必要なのです。
ただうつ病になる方は、
自分に厳しいので、
頑張ることにフォーカスし、
自分の疲れを軽視しがちです。

それだけに溜まりに溜まった疲労が、
一気に吹き出してきて
動けなくなってしまうのです。
それはある意味、
安全装置として働きます。
この段階でさらに動いてしまうと、
さらに深刻な、時としては命に関わるような
病気になるリスクすらあります。

ここで大切なことは、
疲労感を嫌わないこと。
疲労感を嫌って、
前向きに頑張ることが、
こじれる原因となります。
もし疲労感が出てきたら、
心身のエネルギー低下が危険域に達したサインと捉え、
エネルギーを充電するよう切り替えることです。

そのためには、
体の感覚に対する感受性を
上げていくことが大切ですね。
感受性が上がれば、疲労感はもちろん体調不良も
自分で気づくことができるからです。

すると無理はせず
自重できるようになります。
心身エネルギーのやりくりが
上手になってくるのです。
心身のエネルギー不足に陥ることがなくなるので、
回復が早くなりますし、
うつ病の再発リスクも格段に小さくなります。

体の痛み

落ち込みがひどくなると、
頭痛が出ることがよくあります。
ずーんと重苦しい感じとか、
あたまに鍋をかぶったような、
感覚になることが多いです。

また体のいろんな箇所、
肩こりがひどくなったり、
背中
関節に痛みが出て来ることもあります。

これらの痛みに医学的な原因が見当たらない場合、
心因性の可能性が高いです。
実際、落ち込みの緩和を進めていくと、
痛みが軽くなっていくことが多いのです。

心理療法でやっていくこととしては、
何といっても、
自分を追い詰める思考の
クセを和らげることですね。

自分を厳しく追い詰めることを減らし、
いたわりの気持ちを持てるようになること。
このように変わっていくと、
体の痛みも連動して、
ラクになることが多いです。
自分で自分にかけるプレッシャーが減り、
緊張も緩んでいくからです。

緊張を緩めるという意味では、
マッサージ等、
直接体に働きかける方法も有効です。

ただ追い詰めグセがそのままだと、
効果は一時的なものとなってしまいます。
しばらくするとま痛みが
ぶり返します。
そしてまた体の治療を受けるというのは、
根本的な原因はそのままの
対症療法になってしまうんですね。

メンタル的なアプローチと、
体のアプローチ、
この両方をバランスよく進めていくのが、
もっとも効果的です。

心臓のドキドキ、汗、息苦しさ

心の不安定になり、これらの症状が
出てくることがあります。
すると出かけたり、乗り物に乗ることが
困難になるることもあります。

息苦しさやドキドキはひどい落ち込みがあるときに起きやすいと
言われてします。
これには2パターンあって、
ひどい落ち込みが起きてから息苦しさやドキドキが
出てくる場合と、
息苦しさやドキドキのためひどい落ち込みに
陥る場合とあります。

お互いがお互いの
原因になるのです。
もしドキドキ、汗、息苦しさが強く出ることがあるなら、
心の不安定さへのアプローチに加え、
息苦しさやドキドキに対してのアプローチも併せて必要となります。

ドキドキや息苦しさへのアプローチは、
まずは呼吸のコントロール。
辛くなっても、
自分でラクにする方法を身につけ、
成功体験を持つことが重要です。

これだけでも不安が減り、
症状が減ることも多いです。

加えて行動療法ですね。
苦手な場所に、
徐々に慣れていく。
辛くなりそうになっても、
コントロール法が身についていると、
心強いです。
ハードル設定が高くなりすぎないように、
注意深く進めていくと、
苦手な場所も減り、
自己肯定感も高まっていきます。

 

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