気分がずっと落ち込む

精神科、心療内科に通院しているのに、なかなか治らず長引く理由と解決法

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「精神科、心療内科の通院が長引いているときの対処法」上のプレーヤーで聞くこともできます。
よろしければ音声を聞きながら、最後まで記事を読んでみてください。

 

こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。

ひどい落ち込みや外出先での息苦しさから、
で心療内科や精神科クリニックに
長年通院しているのに
なかなか治らず長引いている方も、
おられるかと思います。

不調が長引くと、
生活のメドも立たず
不安になりますよね。

そこで回復が長引いている
さまざまなパターンと、
その対処法について書きました。

薬を飲むことは、回復の助けにはなる

例えば抗うつ薬は、
気分や意欲を高める作用があります。
飲むことで全く意欲がなくなり、
動けない時期を短縮したり、
軽くする助けになります。

すると最低限の行動を
起こせるようになります。
このような行動は、
生活にリズムをもたらします。
このリズムが、
回復を後押ししてくれるのです。

またうつ病は、
非常に不安が強くなることも多いです。
そのため頓服として、
抗不安薬が処方されることもあります。
不安が強くて耐え難い時に、
飲むことで不安が落ち着き、
リラックスを取り戻すことができます。

不安が強すぎると、
不安になること自体が
不安になってしまうものです。
「不安になっても大丈夫」
と思えることは安心感をもたらしてくれます。

また睡眠薬も処方されることが多いですね。
うつ病になると、
睡眠が不安定になりやすいからです。
なかなか眠れなかったり、
明け方に何度も目が覚めたり。
でも睡眠薬を使うことで
眠りをある程度
確保できるようになるのです。

もし睡眠薬がなければ、
昼間の集中力が著しく低下し、
回復の大きな妨げに
なってしまうこともあるのです。

薬は自転車の補助輪のようなもの

このように薬は、
最悪のコンディションに陥らないように、
自分を支える上で助けになるものです。

しかし薬を飲んでいればその作用で
どんどん良くなっていくことはありません。

なぜなら薬は、
自転車で言うところの
補助輪のようなものだからです。

自転車に乗るのが、
まだ不慣れな段階においては、
補助輪は助けになります。
補助輪なしで
自転車の乗り方を練習すると、
転ぶことも増えるので、
ケガも多いし時間がかかってしまいます。

ただ補助輪をつけても
まったく自転車に乗らなければ、
乗れるようにならないでしょう。

補助輪をつけて自転車に乗れば、
まだうまく乗れない段階でも、
ケガをすることなく、
練習を続けることができ、
より楽にマスターできるでしょうね。

うつ病においても、
同じです。
一切薬を飲むことなく、
つまり補助輪なしで
うつ病を治そうとするのは、
非常にハードルが上がり、
苦しいものになってしまいます。

ただ薬に頼りすぎ、
回復のための取り組みをしなければ、
補助輪をつけても
自転車に乗らないのと同じなので、
いくら通院しても、
回復の時間がかかるでしょうね。

つまり、上手に薬を活用しつつ、
回復の取り組みをしていくならば、
手間暇をかけた分
調子があがっていくことでしょう。

通院しているのに回復しない原因と対処法

もし現状、通院していてなかなか回復しないとしたら、
何らかの原因があると考えられます。
ここでは可能性がありそうなものを
ピックアップしていきます。

医師とのコミュケーション不足

診察は保険診療のため、
長く時間は取れません。
限られた時間の中で、
的確に伝える必要がありますが、
なかなか難しいものです。
そのため、コンディションについて、
正確に伝わらないことがあるのです。

例えば眠れなくなった、
イライラが増えた、
朝起きられない日が増えた、
といったものですね。

こういった情報があれば、
薬の調整で、
グンと楽になることは多いですね。
しかし、以外に伝えていなかったり
するのです。
すると処方はそのままで、
コンディションも思わしくないままに、
なってしまいます。

診察の前に、
気になる症状を書き出し、
確実に伝えるようにしましょう。
加えて、自分としてはどうなりたいか、
その希望を具体的に伝えるのがお勧めです。

もちろん、薬で対応できることもあれば、
できないこともあると思います。
でもそれは、
医師でないとわからないこと。
もしできないなら、
別のアプローチが必要と、
わかります。
それも率直なコミュニケーションが、
できて初めて可能となるのです。
すると薬という回復のための補助輪を、
上手に活用できるようになることでしょう。

もしこちらがきちんと話しているのに、
話が噛み合わず、処方も納得がいかないとしたら、
医師と相性が悪いのかもしれません。
その場合は、セカンドオピニオンを持ったり、
転院することも大切と思います。

生活リズムが崩れている

うつ病がなかなか回復しない方に多いのは、
生活リズムそのものが
崩れているケースです。
例え、薬という補助輪が適切に
サポートとしてあっても、
生活リズムが崩れっぱなしであれば、
回復は難しいでしょうね。

もちろん睡眠時間、食事など、
全てを整えることは難しいとは思います。
しかし、ピークの辛さが落ち着いてきたならば、
徐々に整える方向で進めていく必要があります。
もし生活リズムを整えることに関心がなく、
昼夜逆転になったり、
食生活も乱れたまま、
身体も全く動かさず、
家にこもりっきりならば、
回復はスローペース、
もしくは停滞してしまう可能性が高いです。

できるところから、
生活リズムを整える取り組みを始め
軌道に乗せていくことが大切です。

過度なストレスを自分にかけている

うつ病の回復が思わしくない方のなかには、
過度なストレスが原因になっていることがあります。
例えば、元の自分に早く戻りたいと、
強い焦りがあると、
少し回復の兆しが出てきたら、
どんどん動いてしまうのです。

そして周りの人間も、
順調に回復していると思ってしまい、
応援してしまうことも。
しかしこれは、引っ込みがつかなくなり、
無理を重ねた挙句に、
失速してしまうことが多いです。
何もしないのも回復を停滞させますが、
無理を重ねるのも、
かえって遠回りになりやすいです。

もし休職されているなら、
復職をできるだけ早くと、
希望を出したりします。
しかし、周りの人間からすると、
まだ本調子ではなく、
急ぎすぎに見えることが多いですね。
それだけ「早く戻らなければ」という焦りや、
「これ以上、迷惑はかけられない」といった
罪悪感が強いことが多いですね。
ある種の過剰適応です。

元気なときは、
責任感が強く向上心もあると見てくれて、
信頼されやすいです。
しかし、自分に負担をかけやすいので、
これ自体がうつ病の原因にもなります。

もしこういった傾向があるならば、
少なくても迷ったら自重する、
というルールを決めて
守った方がいいでしょう。
心情的には「怠けている」とか、
「逃げている」といった思いにとらわれ、
罪悪感が出てくるでしょうね。

そうだとしても、
後先を考えれば、
抑え気味に行った方が、
回復は早いですし、
再発リスクも小さくなります。

ストレスがかかりやすい思考パターンがある

このようなストレスをかける状況を選んだり、
頑張ってしまう背景には、
その人特有の思考パターンがあります。
罪悪感が強かったり、
完璧主義が強かったり。

心のクセと言ってもいいかもしれません。
すぐに変わるようなものではありませんので、
このクセを理解し、
何とか行動をコントロールするところから、
始めていくことが大切です。

例えば先ほどお伝えしたように、
迷ったら自重することを
ルールにするとか。
ただ自分だけでは、
抑えが効かないことが多いです。
もし家族など、
周りの人間の協力が得られそうでしたら、
「暴走しそうになったら止めて欲しい」と
事前にお願いしておくのもいいでしょう。

もしこういった対応だけで限界があるようでしたら、
本格的に自分の心のクセを見直し、
負担のかからない思考パターンに
変えていくことが必要です。

ただ自分の思考パターンは、
自分一人では気づくことすら難しいです。
なぜなら自分が考えていることは、
自分にとっては普通のこととしか、
思えないからです。

もし気づいたとしても、
それを変えるのは、
なかなか大変です。

コンピュータ自体が、
自分のプログラムのバグに気づき、
自力で修正するようなものだからです。
今のところ、
そのようなコンピュータは、
存在していないですよね。

修正するとしたら、
コンピュータの専門家が
取り組みます。
人間の心も
似たところがあります。
自分で気づき、
自分で修正するのは
なかなか大変です。

少なくても最初は、
心の専門家との共同作業で、
進めていくのがお勧めです。

 

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