不安

不安が強い性格を直し楽になりたい

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不安が強いとしたら慎重な性格ということ

日々のカウンセリングで、
「不安が強い性格を直したい」方は、
かなりの割合でいらっしゃいます。

しかし私は「必ずしも直さなくていいのですよ」と
お伝えするようにしています。
なぜなら不安を感じることが、
役立つこともあるからです。

不安を感じやすい方は、
必然的に慎重になります。
だから、こういう方に何かお願いすると、
頼りになることが多いんですね。
失敗のリスクが小さくなるように、
慎重になりますし、
うまくいくための取り組みを、
人一倍探求するからです。

ざっくり進める人より、
慎重かつ確実にやっていただける人の方が
頼りになることは多いです。

全ての不安が悪いわけではない

このように不安は、
必ずしも悪いものではなく、
プラスに働くことも多々あります。

誰も感じるこの不安という感情。
何の意味もない、
無駄なものというわけでもないのです。

不安というのは、
未来に対してリスクを感じた時に、
感じるもの。
このリスクを減らすための
具体的な対処を行う、
モチベーションになるのです。

リスクがあるのに
不安を感じることがなければ、
気分は良いままかもしれないけれど、
大変な事態になるのは嫌ですよね。

そんなことになるくらいなら、
不安を感じることで、
リスクに対処し、
大変な事態を避けられる方がずっといいのです。

苦しいだけの不安もあります

ただ全ての不安が、
未来のリスクを減らすことに
役立つわけではありません。

リスクに対して、
不安が強すぎると、
デメリットが大きくなるのです。

例えば保険というものが、
あります。
リスクに対しての対処法の
ひとつですね。

何かあったときに、
保険金がおりると助かります。

しかし、起きる可能性が極めて低いリスクに
高額の掛け金を払い続けるとしたら、
どうでしょうか?
日々の家計を圧迫するだけで、
メリットがないですよね。

過剰な不安があると、
お金以外でも、
自分を圧迫するように
なります。

例えば頭の中で、
絶え間なく心配する。
同じことを
繰り返し繰り返し。

すると不安が慢性的なものとなり、
心の余裕が奪われます。
自分で自分にストレスを
かけ続けることになりますので、
逃げ場がありません。

そのためこの辛さを紛らわすために、
常に忙しくしたりするのです。
仕事は仕事で、
あえて大変な仕事を選んだり、
休日も予定を詰め込んだり。

何もすることがない時間を
とにかく無くそうとするのです。
うっかり何もしない時間ができると、
頭の中の心配事に圧倒され、
いたたまれなくなるからです。
高い保険金に勝るとも劣らない
負荷ですよね。

また「準備のための行動をしすぎる」という
パターンもあります。

これを登山に例えるなら、
数百メートルの山に登るために、
エベレスト登頂並みの装備を
準備するようなものです。
保険金と似ていて、
行動や準備を
過剰にしてしまうパターンです。

不必要なことにお金、労力、時間をとられ
疲弊してしまいますよね。
このような不安は
減った方がいいのは確かです。

不安を「役に立つ不安」と「役に立たない不安」に仕分けすると楽になる

このように不安には、
メリットをもたらすものと、
デメリットが多過ぎるものとがあるのです。

不安が出てきたら、
まずはざっくりと
この2つのどちらなのかを
仕分けするのは助けになります。

まず役に立つ不安について。

もともと不安は、
未来に起きるリスクについての気づきと、
対処行動を促すための感情です。

感じている不安が、
具体的なリスクと結びついているなら、
役に立つ不安ですね。

そして役に立つ不安は、
対処行動をすることで、
軽くなり始めます。
そしてリスク回避の目処がついたら、
感じなくなるものです。
性格は関係ないですね。

そして二つ目の
役に立たない不安について。
これはそもそも、
自分が何をしようが、
未来のリスクを減らすことに
繋がらない不安のことです。

例えば試験を受け、
合格発表までまだ日があるとします。
これは何を考え、どう行動しようとも、
合格率を高めるのに
何の影響も与えられませんよね。

そんなときは、
「これは役に立たない不安だ」と
言い聞かせるのです。
するとフッと気が楽になるでしょうね。
でも、またしばらくすると、
同じ不安が出てくるでしょうね。
その都度、同じように
言うことで気づきを保つようにしましょう。

これだけで、
不安で心が圧迫される時間を、
確実に減らすことができます。
ポイントは、
不安を消そうと頑張らないこと。

不安が出てくるたびに
役に立つか否かを吟味するという
意識を取り戻すマメさが大切です。

力任せにコントロールするのではなく、
不安に対して意識的になることで、
振り回されることが
減っていくのです。

役に立たない不安に対処すると、かえって不安が増幅してしまう

ただ不安が強いと、
役に立たない不安とわかっていても、
つい対処したくなってしまうものです。
対処法を考えたり、
行動していると一時的に気持ちが紛れ、
楽になります。

実はこれが、
落とし穴なのです。

なぜなら紛らわしても
根本的な解決にならないからです。

例えば根拠なく「大丈夫」と
言い聞かせたとします。
すると一時的に
不安が楽になることもあります。
しかし、対処法を行い楽にすることで、
「これは役に立たない不安なのだ」という気づきが
損なわれてしまうのです。

そのため、この不安は、
必ず再発し、慢性化するのです。

「大丈夫」と言い聞かせることで、
目先の安心を得る代わりに、
また不安になり、
その都度対処しなければいけない
状態が続くということです。

でも「大丈夫」と言い聞かせて
対処することなく、
ただ「これは役に立たない不安だ」
という気づきを保つようにすると、
不安そのものが減ってくるのです。
つまり対処する必要がなくなるんですね。‘

このように役に立たない不安に対して
目先の安心を得るための対処法は、
ある種アディクションのようになり、
それが不安の慢性化に
加担してしまうということ。
この理解は押さえておくことを
お勧めします。

不安が強すぎて空回りするときの対処法

不安が強いと、
気持ちが切羽詰まってしまい、
心が緊急事態に陥ってしまいます。
すると何をやっても
空回りしてしまうのです。

それには理由があります。
動物的な不安に
なってしまうからです。

動物にとって不安は、
生死と関係しています。
天敵に襲われた時は、
全力で戦うか、
それとも全力で逃げるか。
極端になることが
生き延びる上で助けになります。

中途半端に逃げたり、
戦っているようでは、
助かるものも助かりませんよね。

この状態は、
「戦うか逃げるか反応」と呼ばれ、
人間も強いストレスがかかると、
この本能が目覚めるように
作られています。

ただ現代社会においては、
この「戦うか逃げるか反応」では
未来のリスク軽減にはつながりません。
本能ではなく、
知的に対処する必要があるのです。

つまり不安が強すぎて
「戦うか逃げるか反応」が発動したら、
それを解除した方が
大抵うまくいくのです。

その方法は、
シンプルです。

不安に圧迫され、
てんぱってきたら、
自分に言い聞かせるのです。
「今、戦うか逃げるか反応になっている」と。

すると、この本能的な反応に対しても、
かなりの部分、
どこか客観的に眺めることの、
助けになります。
その結果、戦うか逃げるか反応が、
和らいでくるのです。

 

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