こんにちは、心理カウンセラーの高牟禮(たかむれ)です。
日々の生活の中で不安になる事ってありますよね。
誰でも感じる感情と思います。
時々「私には何の不安もありません」
とおっしゃる方もおられますけど
逆に心配になりますね。
なぜならば不安は本来
自然な感情だからです。
未来についてマイナスの予想をしていると
人は不安になります。
「このままだとよくない状況になる」
と考えるからです。
そして不安は
この未来のリスクをなくすための
モチベーションを高めてくれます。
もしこのような不安がなければ
どうなるでしょうか。
それは必ずしも良いことではありません。
例えば小さな子供は
不安を感じることは少ないです。
もちろん状況によって
怖いと感じることは多いでしょうね。
今、危険な時は
恐怖を感じます。
ただ未来について危険を察知することは
大人に比べると苦手です。
それは脳の発達が
まだ未来について考えることが
難しい段階があるからです。
そのため放置すると
本当に危険な目に遭うことはしばしば。
一緒に出かけたら
危険な目に遭わないように
しっかり守ってあげる必要がありますよね。
大人は先読みができるので
予め危険があると思えるところでは
気を張って子供を守ろうとします。
ただ不安はこのように
役立つものばかりではありません。
ただただ不安になって
良くないことを頭の中で
ぐるぐる考え続け暴走することがあるので。
そのため神経が高ぶり夜も眠れない。
そしてよく眠れないと
昼間のコンディションも
悪くなります。
ただでさえ不安で余裕がないのに
睡眠不足も加わったら
さらに追い詰められてしまいます。
過度な不安が原因で、
メンタル不調に陥っても、
おかしくありません。
不安には2種類あります。
一つは未来の危険を回避するのに
役立つ不安。
そしてもう一つは
未来の危険を予防することに
つながらない不安です。
より正確に言いますと
未来の危険に対しての具体的な対処行動に
つながらないタイプの不安ですね。
不安になると
「何とかしなきゃ」と思いますよね。
そして「何とかする」ための
具体的な行動につながるなら
その不安はなくならない方がいいですよね。
しかし「何とかしなきゃ」という思いばかりが
頭の中をぐるぐるして
苦しいだけのこともあります。
そんな時は
「何とかするための具体的な行動はあるかな?」と
問いかけてみるのがお勧めです。
具体的な行動のアイデアが浮かび
実際にアクションできればいいですね。
ただこの問いかけで
「やりようがない」「どうしようもない」
としか思えない時もあります。
もしそれが事実なら
不安になるだけ損ですよね。
もし自分にはアイデアが浮かばないだけで
誰かに相談すれば
危険を減らすのに役立つアドバイスがもらえそうなら
そのような行動をとるのがお勧めです。
でも「誰に相談したところでどうにもならない」
こともあります。
例えば試験を受け終わって
合格するかどうか不安な時。
今から何をしようと
合格率を高める行動は
ないですよね。
そんな時は「あれこれ考えても仕方ない」とと
開き直った方がいいのです。
危険を減らす具体的な行動につながる不安は、
役に立つ不安。
具体的な行動につながらない不安は
役に立たない不安。
強い不安に圧迫されている時は
どちらの不安なのかを
問いかけ、吟味していくのがおすすめです。
もし前者なら
危険を減らすための具体的な行動を
していきましょう。
そして後者と思えるなら、
ときには人に相談しつつも開き直り
何かに没頭し自分を楽しませるようにしましょう。
今は最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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