こんにちは、心理カウンセラーの高牟禮(たかむれ)です。
セッションを進めていくと
すごく流れが良くなってくることがあります。
クライエントさんとのやり取りも噛み合い
前に進んでいるという実感が持てる。
でもいきなりこのような展開に
なることはありません。
やり取りを重ねながら
チューニングしていく感じですね。
まずは安全感、安心感を
提供していきます。
そして目指したい方向の確認。
これはクライアントさんが自覚するしないに関わらず
持っておられます。
時にはそこを明確にすることが
カウンセラー、セラピストの仕事とも言えますね。
さらにやり取りを重ねていく中で
確かに良い方向に向かっていると
実感していただくことが大切。
手応えを感じれると
安全感も増しますし信頼が深まっていきます。
ここまで来ると
セッションの流れが良くなってきたと言えますね。
ただここからが
ある意味勝負どころ。
このままいい流れが続くこともあれば
急に引っかかりが出ることも。
その時にカウンセラー、セラピストが
混乱しがちなんですね。
なぜならここまで丁寧に進めてきて
信頼関係を深めてきた。
それが急にギクシャクし
ラポールも下がってしまう。
当然セッションの、
手応えもなくなってしまう。
数多くセッションやっていると
このような展開になることが
結構あるとわかってきました。
最初の頃は何が起きてるかさっぱり分からず
手も足も出ないまま
中断になっていしました。
でも最近は、
ここからが本番と思い、
しっかり関わるようにしています。
実はこのような展開の時に
クライアントさんの
本当のテーマが出てきていることが多いのです。
ここに取り組むことなく
大きな変容はありません。
まさに勝負どころですね。
ラポールは下がっているなか、
大きなテーマが出てくる。
難しい局面ですね。
でもいい方向に進めていける
可能性も多々あります。
なぜなら今までのやり取りの積み上げは
無駄ではないからです。
どこかでギリギリ
信頼関係が残っている。
それがあるからこそ取り扱えるし
前に進める。
もしこれがセッションの初期に出てきたら
手も足も出ないでしょうね。
まだ信頼関係が
構築されてない段階だからです。
つまりセッションは
うまく流れていてもいなくても
変わらぬ繊細さが必要です。
今起きていることになるべく早く気づき
必要な対応は迅速に行う。
このような意識的な状態を
常に保っていくことが
セッションにおいてはとても大切なことと思います。
以上ご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
関連記事
カウンセリングの効果が出ないときの原因と対処法
カウンセリングは、テクニックがうまくいかないときの対応力を高めることが大切です
言葉の使い方で、カウンセリングの流れは大きく変わる
メルマガにご登録いただくと、専門家に役立つ情報が定期的に配信されます。
カウンセリング、セラピーのセッション力を高めるメルマガ(無料)
https://www.reservestock.jp/subscribe/3641
この記事へのコメントはありません。