こんにちは、心理カウンセラーの高牟禮(たかむれ)です。
日々カウンセリングをやっていて感じるのは、
「絶対にうまくいく」
という手順はないということ。
とはいえ、全てアドリブ
というわけでもありません。
より正確には
アドリブ中心で進めていくと、
取り組むべきポイントがはっきりしてくる。
それがしかるべき段階に到達したら
決まった手順のアプローチを複数、
進めていく感じですね。
この流れを柔道に例えるなら、
最初は技が使えそうなところまで、
アドリブで行い、
諸条件が整うと
技を使えるようになっていく。
そんなイメージがありますね。
ポイントは、
いきなり技をかけるわけではない、
ということ。
必ず段取りが必要。
そして技をかけときも、
ひとつではなく、
コンビネーションということですね。
よりカウンセリングの流れに即して説明するならば、
最初は傾聴を中心に、
信頼関係を構築していく。
ここにマニュアルは存在しません。
基本アドリブですね。
しかし少しずつ、
少なくても今回のカウンセリングにおける、
目標を設定する。
と言ってもカウンセラー、セラピストが
勝手に設定するのではなく、
クライエントさんが望んでいる状態を、
やり取りを通じて引き出していく。
さらにその状態を阻んでいるものを特定する。
ここまでくると、
技が使えるようになります。
大抵複数のボトルネックがあるので、
複数の技が必要。
例えば、インナーチャイルドワークが必要とわかったけれど、
興奮が強く、
進めていくことが困難だとします。
まずは興奮を鎮めるアプローチを、
使うとクライエントさんにとっても、
負担が小さいですね。
そんなとき、
例えば私が開発したエモーショナル・リ・バース・セラピーの、
クイック・グラウンディングを使います。
丹田を意識させる、
オリジナルテクニックで、
短時間で気持ちが落ち着いてきます。
さらにクイック・マインドフルネステクニックを使うことで、
クライエントさんの意識が
より明確でクリアなものとなっていく。
この段階でインナーチャイルドワークを行うと、
シンプルな進め方でも、
グングン深まっていく。
そして、満たされた体験を提供することで、
クライエントさんの
ものの見方が根本的に変わっていく。
もし、
コンテナ・メソッドという、
心の土台を強化する方法を加えます。
すると心が安定することで、、
急にインナーチャイルドワークの進みが
良くなったりします。
インナーチャイルドと向き合う心の余裕が、
生まれるからです。
そのため「こんな簡単なワークなのに」と
びっくりするほどの大いなる変化が
起きることもしばしば。
このような展開は、
アドリブだけでも可能でしょうけれど、
再現性は落ちるでしょうね。
アドリブに決まった手順も加えた、
ハイブリッドな進め方をすることで、
柔軟性と安定性が両立したカウンセリングを
提供できるようになるのです。。
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