こんにちは、心理カウンセラーの高牟禮(たかむれ)です。
カウンセリング、セラピーを進めていくなかで、
クライエントさんに寄り添ったり、直面化させたり、
いろんなアプローチがあります。
どちらかと言うと、
カウンセリング、セラピー業界では、
寄り添い系に重きをおかれがち。
確かにクライエントさんが、
弱っている時は、
まずは寄り添っていくのが無難です。
安心感に包まれ、
エネルギーが充電されていく。
徐々に力がよみがえり、
動けるようになっていく。
弱り切っている時に直面させると、
心はダメージを負うだけで、
回復にはつながりません。
しかしクライエントさんが、
行き詰まっている時は、
違ってきます。
寄り添うアプローチは、
マイナスに作用しやすいのです。
なぜなら行き詰まりは、
現状維持がもたらすもの。
変化しないと、
行き詰まりは解消されません。
そして直面化は、
現状維持をもたらし、
変化させまいとする心の反応を、
意識化させること。
つまり直面化は、
現状に対する否定なので、
負担がかかるのは当然です。
寄り添いは、
確かに安心感をもたらします。
しかし、時として変化が滞り、
水ぐされを起こしてしまうのです。
この「寄り添い」と「直面」のさじ加減は、
とても大切。
寄り添いが有益なのは、
心がダメージを負っているときや、
自然に気づきや変化が起こり、
行き詰まっていない時。
そして直面化が有益なのは、
エネルギーはあるのに、
何かがひっかかっていて、
停滞している時。
ただ直面化オンリーだと
負担がかかり過ぎます。
あとでモードを切り替え、
寄り添うことも大切。
もしひたすら直面化させたら、
それはそれで行き詰まるでしょうね。
単なるオラオラ系に、
なってしまいます。
寄り添いという癒しが
必要になってきます。
このようにカウンセリング、セラピーを進めていくには、
バランス感覚が大切になってくるのです。
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