こんにちは、心理カウンセラーの高牟禮(たかむれ)です。
日々カウンセリングを行っていますが、
一日の終わりに振り返ってみると、
一人ひとりまったく異なるアプローチのことが多いですね。
共感を中心に進めていったり、
思考の書き換えを行なったり、
トラウマ処理を行なったり。
しかも、これらの要素を、
一回のカウンセリングで行うことすら
頻繁にあります。
カウンセラー、セラピストというのは、
最初は学んだ流派の理論、技法を中心に進めていくので、
誰に対しても、
似たようなアプローチになりがち。
しかし、それでは
カウンセリングの現場では、
クライエントさんのニーズに、
うまく応えられないことが多いのです。
学んだ理論や技法自体が、
そのクライエントさんにとって合わないものならば、
いくら習熟を深めても役に立ちません。
むしろそのこだわりが幅を狭め、
障害ににすらなってしまいます。
私自身、
駆け出しのころには、
カウンセリングがうまくいかないことが多く、
ずいぶん悩みました。
今でも100%とは言えないけれど、
そこそこ対応できるようには、
なったと思います。
それだけ相手に合わせ、
進め方にヴァリエーションが出てきたんですね。
だから今では、
◯◯療法のカウンセラー、
という呼ばれ方には違和感があります。
打ち出しとしては、
その方がわかりやすくて
いいかもしれないけれど。
今はいろんな要素を身につけていて、
クライエントさんに応じて、
アレンジして提供することがほとんど。
いろんな流派のいろんなアプローチを現場で検証し
確立した組み合わせを、
クライエントさんに合った形で
提供していくスタイルです。
それは私だけでなく、
長く現場をやっている人は、
だいたいこのようなスタイルに
なっていくことが多いです。
そうでなければ、
さまざまなクライエントさんに対応することは、
非常に難しいのが現実です。
なぜなら
一つの流派のアプローチだけでカウンセリングをして、
もしうまくいかなかったら、
対応できずお手上げになることを
意味するからです。
そうなるとカウンセリングを行う時間が近づくと、
非常にプレッシャーがかかります。
自分の持ち札がヒットするかどうか、
わからないし、
ヒットしなかったら、
手の打ちようがないから。
そのような危機感は、
別のアプローチも探求し、
学びを広げていく動機になります。
私も御多分に漏れず、
そのパターンでした。
私のカウンセリングの特徴としては、
複数の療法を身につけ、
組み合わせたかたちで提供した経験数が、
圧倒的に多い事がひとつあります。
2017年末時点でトータル20,000件は越えているし、
今でも月に100件は
やっていますから。
今でも着々と経験値を
積み上げ中です。
そういった蓄積をベースに、
カウンセリングを提供していくと、
安定感が出てきますし、
クライエントさんの力になれる確率も、
どんどん上がっていきます。
メルマガにご登録いただくと、専門家に役立つ情報が定期的に配信されます。
カウンセリング、セラピーのセッション力を高めるメルマガ(無料)
https://www.reservestock.jp/subscribe/3641
この記事へのコメントはありません。