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「頑張りすぎて疲れ追い詰められる原因=自責を和らげる方法」は上のプレーヤーで聞くこともできます。
よろしければ音声を聞きながら、最後まで記事を読んでみてください。
こんにちは、心理カウンセラーの高牟禮(たかむれ)です。
日々カウンセリングをしていると
「頑張りすぎて、いつも追い詰められているし、
疲れてしまいます」
という訴えをよく聞きます。
状況的に頑張らざるを得ないときは、
誰にでもあるかと思います。
でもその必要がないときも、
本来はあるはずです。
でも状況と関係なく頑張ってしまい、
いつも追い詰められるとしたら、
その原因は別にあるのです。
それは「自分に対する厳しさ」。
自責と言われるものです。
ゆっくりしたり、のんびりすることに対し、
強い罪悪感を感じてしまい、
逆に落ち着かなくなってしまうのです。
そのため気分的には、
頑張っている方がむしろ楽と感じ、
抜け出せなくなってしまうのです。
でも本当は疲れているし苦しいので、
もっと楽になりたいと思っておられる方がほとんどです。
この頑張りグセから抜け出すため、
その原因である自責を和らげるためのヒントを
お伝えしていきます。
自責によるプレッシャーが減ると楽になる
過剰な頑張りの背後には、
「自分に厳しい」というテーマが、
必ずといっていいほど
関係しています。
そして自分に厳しいということは、
自分で自分にストレスをかける、
ということ。
もっと頑張るように焚き付けますし、
行動したとしても、
その出来栄えを厳しく採点します。
このような自責による内的なストレスが、
外的なストレスに加わることで、
コンディションを崩しやすく
なってしまうんですね。
外的なストレスだけであれば、
そのストレスを避けるだけで、
かなり楽になります。
無理をしてまで
やらなければいけないことでなければ、
やめてもいいのです。
でも自分に厳しいと、
無理をしてでもやってしまうので、
外的なストレスを減らすこと自体
難しくなるのです。
強制的に外的なストレスを減らすため、
行動を止めたとしても、
そのことも責めてしまうので、
気持ちがゆったりすることなく、
いたたまれない気持ちで
苦しむことになります。
自責を和らげる際、身体に働きかけるとうまくいく
今回はこの自分に対する厳しさを
身体を使って和らげる方法を、
紹介します。
「自分にやさしくしましょう」
と言われても
精神論に聞こえ、どうやったらいいか
検討もつかないですよね。
しかし具体的な手順で、
身体を使い観察していくと、
自責を和らげられる確率は格段に高くなります。
自責を和らげる具体的な手順
まずは両手を重ね、
自分で自分に触れてみましょう。
胸だったり、
お腹だったり。
優しいタッチで、
触れるのがポイントです。
触れる手は、
片手でもいいのですが、
最初のうちは両手を重ねた方が、
優しさを感じやすいと思います。
心理的なアプローチも、
大切ですが、
身体を使う方が、
ハードルが低いです。
身体に触れる際、自分に厳しいと、
つい雑に触れてしまいがち。
気持ちは目に見えませんが、
手を使うと、
そのタッチや動きに厳しさが現れるのです。
強すぎたり、
ぎこちなかったり。
まずは形からで構わないので、
優しく触れようとしてみましょう。
ソフトに
ゆっくりと。
こういった手の使い方になると、
気持ちの上でも、
自分に対して
優しくなっていきます。
身体と心は
繋がっているからです。
自分を大切にする、
という感覚が
自然に湧き上がってくるようになります。
こういった取り組みを
日々続けていくと、
自分に大切にすることが、
習慣になってきます。
心に余裕が生まれ、
リラックスした気分も増えてきます。
無理な頑張りも減り、
くつろいでいても、
責めなくなるのです。
追い詰められ感がなくなり、
行動にメリハリが付けられるようになります。
頑張るときには頑張り、
休むときはしっかり休む。
日常生活の負担が減り、
健康を維持する、
生活習慣が身につくのです。
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