DV

イライラや怒りがあると物に当たる癖を治す方法

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こんにちは、心理カウンセラーの高牟禮(たかむれ)です。

イライラしたり怒って
気持ちの抑えがきかなくなると
物に当たったり、
時として壊してしまうこともあります。

そのときは感情の高ぶりのため、
コントロールが効かなくなり、
やってしまう。
だけど後からすごく後悔する。

「もうやらないようにしよう」と
強く思うけれど、
感情が高ぶってくると、
また物に当たってしまう。

癖になっていてやめられないけれど、
何とかしたい。

そんな方にヒントとなる
内容をお伝えします。

感情のコントロール法が身につくと、物に当たらなくても済むようになる

物に当たるときは、
感情が高ぶっている時が多いです。

イライラや怒りがおさまらず、
自分ではどうにもならない。
物に当たると大きな音がしたり、
壊れたりします。

これらの感情エネルギーは
物に当たることで変換され、
ようやく一息つけるようになるのです。
ある種の、感情解消法と
言えなくはないですね。

ただこのやり方は、
後味が良くないですし、
周囲の人に恐怖を感じさせてしまい、
DV、モラハラといった
人間関係の問題が新たに発生してしまいます。

何とかやめたいところですよね。

そのためには、
物に当たる以外の手段で
感情を鎮める方法を
身につける必要があります。

物に当たってしまうとき、理性が働かないモードになっている

物に当たってしまうことに
後から後悔するわけですから、
自分でもいいとは
思っていないはずです。

でもイライラや怒りが強くなると、
抑えが効かなくなってしまうのは、
その瞬間、理性が働かなくなっているからです。

これは理性がないという意味ではなく、
理性が働かないモードになっている
ということです。

理性というのは、
脳の部位としては大脳新皮質。
一番表面にある
しわくちゃの部分が司っています。

そして感情は、
脳の内部にある辺縁系と
呼ばれる部分が司っています。

つまり理性が働かず、
物に当たってしまうとき、
大脳新皮質の活動が低下することで、
理性による抑制が働なくなっているのです。

イライラや怒りを感じても、
大脳新皮質の活動が維持され、
理性をキープすることができれば、
物を壊さずにようになります。

理性で感情を押さえつけても逆効果

ただイライラや怒りを理性で
押さえつけるだけでは、
無理がありますよね。

溜まりに溜まった感情が
あとで爆発するだけです。
その爆発の仕方は
いろいろあります。

「物に当たる、」というのもあるでしょうし、
「怒鳴る」「手が出る」という
より破壊的なものに
なってしまうこともあります。

あるいは、「無茶食いする」「高額な買い物をしてしまう」
といった、わかりにくい形で
反動が出ることも多いでしょうね。

もちろん一時的には、
理性でイライラや怒りを押さえつけた方が、
いい場面もあるとは思います。

しかし、理性で押さえつけるだけでは、
根本的な解決にはならず、
その反動が起きやすいのです。

怒りの発散も、本当の解決にはならない

イライラや怒りを理性で押さえつけ、
反動が出るくらいなら、
発散した方がいいのでは、
と思う人も多いことでしょう。

これは感情重視の発想ですね。

確かに物に当たるのは後味が悪いにしても
他のやり方で全て発散しても
良さそうに思えます。

しかしこれはこれで、
物に当たってしまうことへの
根本的な解決にはならないのです。

時々ガス抜きとして
発散するのはいいと思います。
ただ全て発散しようとすると
発散グセがついてしまうのです。

何かむしゃくしゃすることがあったら
すぐに発散しないと
我慢できなくなっていきます。

もし物に当たる方法しかなければ
発散することで、
むしろ増えてしまうでしょうね。
全て発散するのも
問題の解決にはつながらないのです。

「理性」と「感情」の共存が大切

理性だけを重視しても
感情だけを重視しても
物に当たってしまう
という問題の解決にはならないのです。

この袋小路を抜けるには
どうしたらいいのでしょうか?

その答えは理性と感情の
共存にあります。

そして共存のためには
強い感情に襲われた時に
どう理性を保つか? が大事ですし
理性で感情を押さえつけ過ぎた時、
いかに感情を大事にできるか?
なのです。

例えば、何かストレスがかかると、
物に当たらざるを得ないという状態であれば、
感情が理性をはるかに上回っています。
まずは理性の力を高める
取り組みが必要でしょうね。

逆に、普段理性で感情を押さえつけ過ぎていて、
その反動で爆発することが多いなら、
普段から感情を感じられるように
なることが大切です。

「理性」と「感情」のバランスを良くする方法

「理性」と「感情」は、
どちらかに偏りすぎると、
その弊害として
物に当たってしまうようなことが
起こり得ます。

この両者のバランスを良くするための取り組みとして、
「感情」を「言葉」にしていくことは、
とても助けになります。
なぜなら「言葉」は、
理性の働きだから。

「感情」を「言葉」にできているときは、
「感情」と「理性」が
共存できている状態です。

でも「理性」が強過ぎたり、
「感情」が強すぎると、
「感情」を「言葉」にすることが、
最初は難しいはずです。

「理性」が強すぎるときは、
「感情」を感じることすら難しいです。
「言葉」にしてみても、
「感情」を的確に描写できず
理屈っぽかったりするのです。

少しずつ練習することで、
「感情」が感じ取れ、
的確に「言葉」にできるように
なってきたら、
両者のバランスが良くなります。

物に当たることも
なくなっていくことでしょう。

「感情」が強すぎる場合は、
その感情を「言葉」にすることが、
そもそもできません。

そんなときは、
気持ちが落ち着いてから、
その時の「感情」を「言葉」にすることが
お勧めです。

すると少しずつ、
「感情」が強い時でも、
「言葉」にすることがができるように
なっていくでしょうね。
「理性」の力を
少しずつ高めていきましょう。

「感情」を「言葉」にしてもバランスがとれないときの対処法

「感情」を「言葉」にしても物に当たるのが
止まらないことがあります。
そんな時は「感情」を「言葉」として描写する
精度を高めていく必要があります。
例えば「理性」が強すぎると
「感情」を感じることが難しく
「言葉」にしようがない時もあるのです。

そんな時はもっとわかりやすいもので
練習していくのもいいでしょうね。

例えば肩こりは、
程度の差はあれ誰にでもあるものです。
でも「理性」が強すぎると
肩を凝っていることすら
気づかないこともあります。
知らないうちに
イライラや怒りを
溜め込むのと同じですね。

そんなときは
右肩を持ち上げたときの感覚と
左肩を持ち上げたときの感覚。
その左右差を観察してみましょう。
すると右肩の方が凝っているとか
左肩の方が凝っているとかに
気づきやすいです。

比較対象がなく
肩こりがあるかどうかを調べるより
右肩と左肩で比較した方が
はるかにわかりやすいものです。

このような身体の感覚を感じ取り
その感覚がわかるようになってきたら
「感情」も感じ取り「言葉」に
していけるようになるのです。

この逆パターンもあります。

「感情」が強すぎて
「感情」を描写する際
まくしたてるようにしか
言えないときがあります。

そんなときは「言葉」にはしているけれども
「感情」に引きづられていて
「理性」と共存しているとは
言えません。

このまくしたてるような話し方は
マシンガントークとも
言われています。

そんなときは話すスピードを落とし
声のトーンも意識的に
落としてみましょう。

すると「理性」のパワーがあがり
「感情」とのバランスが
良くなってきます。

このようなアプローチを行うと
「理性」と「感情」の共存状態が
増えてきます。
するとイライラや怒りを
無理に押さえ込んであとで爆発したり、
いつも「感情」に支配されることが
なくなっていきます。

無理のないバランスの良い状態が
保たれることで
物に当たることもなくなり
穏やかに過ごせるように
なっていくのです。

 

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