モラハラ パワハラ

会社の人間関係で悩み、仕事中に続く緊張状態を解消するヒント

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「会社の人間関係で悩み、仕事中に続く緊張状態を解消するヒント」上のプレーヤーで聞くこともできます。
よろしければ音声を聞きながら、最後まで記事を読んでみてください。

 

こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。

会社の人間関係が
うまくいかないと辛いですよね。
そのことが気になって負担がかかりますし
どうしても緊張してしまいます。

会社と言うのは少なくても週5日
8時間は拘束され
そこにいる人たちと一緒に過ごすことになります。
時々であれば苦手な人といても、
何とかやり過ごす事はやりやすいものです。

しかし時間の大半を
共に過ごすということであれば
ある意味ごまかしが効ません。
我慢するにしても
限度がありますよね。

このストレスをラクにするポイントをお伝えします。

人間関係で相手に100パーセント好かれようとするのをやめるだけでラクになる

まず大切なのは、
相手に100パーセント好かれようとしないこと。

これはどんな人にとっても
不可能なことです。

でも意外と、可能なことと
思っている方が多いですね。
他の人は、
みんなできていると
思い込んでいるのです。

この勘違いに気づかず、
100パーセント好かれようと
頑張ってしまったら、
必ず挫折が待っています。

人間関係に関する自信を、
完全に失ってしまい、
大きなダメージになることも。

でも、100%好かれることは誰もできないと、
理解するだけで、
随分気持ちも楽になるものです。

古い例えですが
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」
という感じでしょうか。

人間関係は同じ相手とでも、
うまく行くときもあれば、
いかない時もある。
そんななか折り合いをつけていく、
というのが現実的なものではないでしょうか?

それは友人関係や家族も同じです。
親密だったりギクシャクしたり、
いろいろです。

ましてや会社の人間は、
自分が選んだ人間関係ではありません。
好き嫌い関係なく、
関わることになりますよね。

ある種、義務として。

会社の人とも、どこまで関わるかの線引きをするだけで負担が小さくなる

ここでポイントは、
「相手とどこまで関わるか」という問題です。
深い関わりか、
浅い関わりか。
この線引きがはっきりすると、
人間関係のストレスはかなり軽くなります。

そして仕事の人間関係は、
ある意味浅くていいのです。
ただ深い、浅いという表現だと、
どうしても深い方がいいように思えます。
でも本当は、
そうでもないのです。
人間関係は深い方がいい場合もあれば、
浅い方がいいこともあります。

この理解を深めるため、
深い関わりと浅い関わり。
この二つの関わり方を解説します。

人との情緒的関わり(深い関わり)

1つは情緒的関わり。
気心が知れていると言うやつです。

気持ちが通じ合い分かり合える。
親密な関係の時に起きるモードですね。

一言えば十わかる。
ツーカーの仲。
あの人とは以心伝心。

いろんな表現がありますが、
要は深い関わりということです。

家族、親しい友人、恋人との関係において
いい関係であれば、
こんな感じになります。

相手と事実を共有する関わり(浅い関わり)

そしてもう一つは
事実を共有する関わり。
お互いに共通の目標があって
その実現のため具体的なやりとりを中心に行う。

相手が好きとか嫌いとか関係なく
目標達成のために過不足のないやりとりをしていく。
仕事においては、
このような関わりが中心となります。

相手や状況によって、関わりの深さを調節すると人間関係の悩みがなくなる

そしてどのような関わりの深さにするか、
相手や状況によって線引きを変えればいいのです。

家族友人恋人であれば、
まずは気持ちが通い合うことが大切です。
その上で事実レベルの関わりができれば
よりいいですね。

そして会社においては、気持ちの通い合いが、
潤滑油のように役立つこともあります。
でもまずは事実レベルの共有や
協力が優先されます。

この切り分けが曖昧になると
人間関係のストレスが大きくなってしまうのです。
必要のないことまで気を使ったり、
傷ついたりするからです。

会社における人間関係は
もし事実に関しての理解に
食い違いがあれば、
話し合いを通じて修正できればいいのです。
こういった取り組みは信頼関係が増し、
むしろいい関係になることが多いです。

しかしどうしても
情緒的なモードになりやすいです。
これを言ったら嫌われるとか、
受け入れてもらえなくなるのではと思い、
強い不安に晒されます。

すると事実の理解に食い違いがあっても、
何も言えなくなってしまい、
モヤモヤが続きます。

でも実際は、職場の人間関係では
ある意味、相手に不快感を与えてもいいのです。
実務上必要なことで、
後々人間関係がこじれないのであれば。

会社の人間関係においては、
好かれることを
最優先にする必要はありません。

ある種の割り切りですが、
このような考え方は日本人には
なじみにくいかもしれませんね。

しかし、日本の社会全体の流れも
情緒優先からパフォーマンス重視に
シフトしつつあります。

もちろん職場によって
温度差があるとは思います。
まずは事実関係のやりとりが
スムーズに進むことを優先しましょう。
でもあまりにもギクシャクしそうなら、
最低限、情緒的なコミニケーションを
行う形が無難かと思います。

これだけでも人間関係の悩みは、
かなり小さくなります。

仕事の人間関係であっても
好かれるか嫌われるかが重要だと、
悩みが深くなってしまいますね。

職場での緊張を解消する

職場での緊張には、
様々な要因があります。
ひとつはここまで述べた、
嫌われることへの恐怖からのものがあります。

評価にまつわるプレッシャーがなくなると、メンタルが安定しリラックスできる

あと評価にまつわるプレシャーが、
関係していることもあります。
仕事ができない人間と、
思われることが恐ろしいと、
常にプレッシャーがかかり、
慢性的に緊張してしまうのです。

もちろん、評価されるに
こしたことはありません。
ただ周りの評価が落ちた時に、
ひどくダメージを負うとしたら、
自己評価が低い可能性があります。

いわゆる「自信がない」という
テーマですね。
本当は周りの評価がどうあれ、
自信が揺るがない方が、
メンタルは安定しリラックスできるのです。

変な気負いも起きにくく、
緊張も少ないでしょうね。
仕事のパフォーマンスも、
自信がある方が出やすいので、
長期的には周りからの評価も得やすいです。

自信を取り戻すために、
自分のやれていること、
実績を棚卸しすることは役にたちます。

自信が揺らいてくると、
自分の強みを過小評価し、
忘れてしまうことが多いのです。
それを思い出すことで、
自信を取り戻していきましょう。

自分だけでは難しいと感じたら、
信頼できる人に、
客観的な意見を聞いてみるのもいいでしょう。
思いもかけない強みがわかり、
勇気づけられることも多いです。

すると自信や意欲が戻ってくるので、
不安が減りリラックスしていくことでしょう。

パワハラに対しては、具体的な対処が必要

職場の人間関係が悪く、
相手の言動がパワハラ、
モラハラになっていることもあります。
職場での緊張が続くのは、
無理もありません。
実際に、危険があるわけですから。

そんなときは、
心理的な対応は最優先ではありません。
具体的な対応が必要です。
パワハラを職場の上司から受け、怒鳴ったり無視されたりしたときの対処法

をまずは読んでいただき、
参考にしていただければ幸いです。

集中力が高まると、周りの刺激に対する過敏さが減りラクになる

また集中力の低下すると、
仕事中も周りのことが気になって、
仕方ない状態になりやすいです。
これは心理的に、
無防備な状態です。
当然、強い緊張が続くことになります。

しかし集中力が上がってくると、
意識が作業にフォーカスするので、
周りが気にならなくなってきます。
この状態は、
がむしゃらに仕事をしているわけではないので、
緊張もさほどありません。

人間関係のストレスが減り、
仕事のパフォーマンスもアップするので、
いいことづくめです。
何らかの形で、
集中力を高めることは、
人間関係のストレスを減らす上で、
非常に助けになります。

 

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