不安

怖さと不安で行動できない ギリギリまで何もできずイライラするのを改善する方法

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こんにちは、心理カウンセラーの高牟禮(たかむれ)です。

カウンセリングをしてますと
「行動できないので、もっと行動力を高めたい」
という相談を受けることがあります。

この問題は、気合や根性では、
うまくいかないことが多いですね。

かといって様子を見ていても、
先延ばしになり、
ギリギリまで何もしないか、
何もしないままになってしまう。

これではストレスが
溜まる一方ですね。

今回はこういった状態から、
行動ができるようになるまでの、
具体的な方法をご紹介します。

気合を入れなくても、行動につながるための第一歩

行動できない方の多くは、
不全感を感じておられます。

本当はもっと行動できればいいのに
現状できないことで
イライラしてしまうのです。

それだけでなく、
これではいけない、という危機感だったり。
責める気持ちだったり
いろんな思いがあります。

この場合、無理に
行動だけを後押ししても
うまくいかないことが多いですね。

すでに焦りや責めで、
プレッシャーがかかっているので、
ますます行き詰まり感が強まり
止まってしまうのです。

こんな時、大切なのは
まずは自分自身が
ある種の不全感を
感じていること。

さらには、自分で自分を
責めてしまっていること。

それに気付いて
和らげていく。

もちろん行動ができるなら、
それに越したことはありません。

しかし行動できないとき、
それを責めたり
追い詰めても、
うまくいきません。

もしそれで行動できるのであれば
とっくに動けているはずです。

そこで止まってしまうとしたら
そのやり方では
うまくいかないということ。

であれば、その逆のことから
始めていくことですね。

行動できないことに対する焦りとか
不全感とか
責めるといった気持ちに気づいて
自分で自分に共感していく。

こんな気持ちなんだなぁと
しみじみする。

すると肩の力が抜けるといいますか
ゆとりが出てくるんですよね。

このようにワンクッション入れたところから
ではどういう行動から
活性化していくか考えていく。

そんなふうに進めていく方が
よりスムーズに
行動につながるように思います。

行動に伴う2種類の不安を区別し、それぞれに対処する

前節では行動できないとき、
まずは自分に、どんなマイナス感情があるかに
気づいて認めていくことの
大切さについてお伝えしました。

ここでは、このマイナス感情の大元にある
不安について解説していきます。

ここが緩むと、
一段とリラックスして行動できるように
なります。

この不安には二種類あります。

一つは、行動しなかったら
どうなってしまうだろう、という不安。

ある種、危機感としての不安。

そしてもう一つは
実際に行動したとしたら
きっと、うまくいかない
失敗してしまう。

批判されてしまう、といった
行動に伴う不安ですね。

繰り返しますと、
一つ目は
行動しないままでいたら
こうなってしまう
といった未来に対する恐れ。

そしてもう一つは
実際に行動したときに
周りから批判されるかも、といった
その行動した後の
反応に対しての不安です。
これらの不安に対して、
意外と当人は
意識していないことが多いです。

そのため知らない間に萎縮して、
動けなくなってしまう。

ここをほぐすには、
より掘り下げて
気持ちを把握することです。

この二つ不安それぞれに対して、
どんなものがあるかに思いを馳せ、
受け入れていくことで
より深いところから
楽になっていきます。

すると自分に心の余裕が生まれ、
スペースが生まれます。

その結果、無理なく、
「じゃあ、やっていこうか」
という思いになれ、
動き始めること繋がるのです。

行動することが難しい場合は、
まずは2種類の不安に関して、
気持ちを掘り下げ、
受け入れていくのがお勧めです。

行動に対する不安を解消しても、動けない時の対処法

ただこのマイナス感情にフォーカスし、
和らいでも、
なかなか動けないケースもあります。

そんな時は具体的に
どんな行動するかを決め
実践していくステップに
入っていく必要があります。

ただどうしても気負ってしまい、
高いハードルの行動を、イメージしがちです。

その結果、これは難しいとなって
動けなくなってしまうのです。

そんな時は
最初に浮かべた行動の半分ぐらいのもの
あるいは1/3ぐらい
1/10、それこそ1/100でもいいです。

度合いはともかく
動いてみる。

一歩踏み出してみることが
大切と思います。

こういったやり取りを
カウンセリングですることも多いです。

例えば1/100でもいいですよ、
とお伝えする血、
それやっても
しょうがないじゃないですか、とか、

それやっても
ゴールに届かないので
意味がないと思います、といった
やりとりになることがあります。

でも私自身は
そうは思いません。

なぜならば
行動できない場合、
マイナス感情を和らげることが、
第一ステップとして、大切です。

ここがないと、
始まらないことも多いです。

ただ次のステップの、
自分がしたい行動に向かって
前を向く
この「向きが変わることそのもの」が
非常に重要と考えています。

それが
1/10でも1/100でも
それこそ1/1000でもいいので
少しでも踏み出すこと。

そして動けたことを認めていくと
勢いが出てくる
力が出てくる
さらなる一歩を踏み出す
動機付けになるといった
起爆剤になるのです。

行動できないところから、
いきなり大きな行動を目指すのではなく、
前を向くため、
ある種、何でもいいからやってみる
というところから始めていくことが、
大切と思います。

無理なく行動でき、成果につながる方法

今回は、さらに行動力を高め
最終的には、結果をもたらすために
必要なことをお伝えします。

大切なのはこの段階でも
まずは、いろいろやってみることです。

その上で
その行動が自分が望んでいる結果に
近づいているのか。

あるいは全然変わらないのか

むしろ後退しているのか。

行動の結果を
見極めることが大切です。

その上で、まずまず成果の出る行動
手応えのある行動を特定し、
それらを続ければいいのです。

ここは本当に、
大切なところです。

なぜならば、
この行動は結果が出るとわかっても、
それを忘れてしまい、
止まってしまうことがあるからです。

それを防ぐには、
行動して手ごたえがあり、
前に進めたものは
しっかり覚えておく。

もしくは記録にしておく。

そして行き詰まった時は
自分が今までやって
うまくいった行動を
もしかして忘れてないかと
振り返ってみる。

もし、やり忘れた行動があったなら、
まずはそれを
やってみればいいのです。

新たに、
「何をすればいいのだろう」と
考えを巡らせるより、
行動や結果につながることが多いです。

最初は行動を
場当たり的にやっていきながら
結果を評価をし、
その上でわりと良かったものを覚えておく。

それを繰り返していくと、
有益な行動の
ストックが増えますよね。

ある意味、マイナス感情の緩和という
ある種、後ろ向きのところから
前を向いた時と同じように
まずは何でもいいから
いい意味で
場当たり的にやっていく。

ただ違いとしては
実際にその行動がどうだったか
客観的に評価し、
それらを活用していく。

行動の結果思わしくないものを
ふるいにかけ
手応えのあった行動を再度行う。

プラスアルファ
新たな行動も、いろいろ試してみて
その中で良い行動、有益な行動を
新たに見つけ出し、
ストックしておく。

この作業を
続けていけば
かなりの確率で
前に進めるようになります。

そして手応えが出てくると
さらに元気が出てくる
力が湧いてくる
勢いも出てくる、となっていきます。

より行動が活性化し、
成果につながるようになっていくのです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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