こんにちは、心理カウンセラーの高牟禮(たかむれ)です。
人間関係がうまくいくかどうかは、
誰にとっても大きなテーマ。
うまく行っていると気分がいいし、
うまくいかないことが続くと、
そのことが頭を離れなくなることも。
カウンセリングでも、
人間関係にまつわる相談を受けることは、
とても多いです。
その際、ノウハウ的なアドバイスで
改善することもあれば、
パターンの見直しが必要なこともあります。
本当はノウハウで済むなら、
それにこしたことはありません。
なぜなら、変わるまでの
時間や手間暇が、
あまりかけずに済むから。
しかし、自分のパターンから来ている場合は、
いくらノウハウを学んでも、
うまくいきません。
言わないほうがいいときにも、
つい余計なことを行ってしまったり、
その逆もあります。
理屈はわかっていても、
実行することが、
とても難しいんですね。
それは自分のパターンが、
長年の習慣からきているからです。
長年の習慣というのは、
小さな子どもころからの行動で、
徐々に固まっていったものです。
それをはっきりさせるのが
最初のステップ。
いろんなやり方がありますが、
例えば、子どものころの家族構成を調べるのは、
有益な手がかりになります。
両親、きょうだい、それ以外の家族は
どうだったか?
そしてそれぞれ家族のなかで、
どのような役割、
相互作用があったのか?
私達は人間関係を、
家族のなかで始めて体験します。
そしてその経験則を、
大人になっても変わらず当てはめることが、
多いのです。
ですからカウンセリングでは、
必要に応じて、
家族構成をお聞きしながら、
当時の人間模様を把握していきます。
それは今の人間関係パターンを
明らかにする上で、
とても有益な情報です。
そしてこのパターンが明らかになってくれば、
普段感じている
人間関係のストレスがどこから来ているのか、
はっきりしてきます。
そしてどのように変えていけば、
相互理解が進み、
自分もより楽でいられるか、
その落とし所を話し合っていくのです。
このようなやり取りを続けるだけでも、
かなり大きな変化が起きてきます。
長年の習慣は、
本人にとって当たり前のもので、
無意識的です。
それを話し合うことで、
意識化する。
そして新しいパターンを
練習する。
ただ根深いパターンなので、
すぐ無意識に戻ってしまう。
また意識化する。
こういった取り組みをしていくことで、
徐々に変わっていくんですね。
このような取り組みをしていると、
子どものころの人間関係にまつわる、
心の傷が見つかることがあります。
この部分は、話し合いだけだと
スタックしやすいですね。
そんなときは感情開放の技術が、
助けになります。
私の場合は、
クイック・マインドフルネス・テクニックを
使うことが多いですね。
とても手応えを感じられるので。
そしてチャイルドワークによる
こころの育て直し。
このコンビネーションで、
かなり短期間で
心の傷を解消することができるのです。
ただ心の傷の解消だけにフォーカスすると、
以外に人間関係のパターンは変わりません。
ここは落とし穴ですね。
人間関係のパターンを変えるには、
まずはパターンを認識することが大切。
そして、新しいパターンを
練習し身につけていく、
という取り組み。
その際心の傷でブレーキがかかっているときは、
感情開放と心の育て直しで修復する。
このような進め方が、最も効率よく
人間関係のパターン
を変えることにつながるのです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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