仕事のストレス

ストレス耐性、レジリエンスを高め、リラックスしつつ仕事ができる方法

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音声を聞きながら、最後まで記事を読んでみてください。

こんにちは、心理カウンセラーの高牟禮(たかむれ)です。

ストレス耐性という言葉がありますよね。

文字通り、
ストレスに耐える力があること。

このストレス耐性は、
生きていく上でとても大切です。

ただ具体的に
どのように高めていいかというのは、
意外と知られていません。

そこでこの記事ではストレス耐性を
無理なく高めていくヒントをお伝えします。

忍耐力があってもストレス耐性、が高いとは限らない

ストレス耐性と聞くと
ストレスに強くなるイメージがありますよね。

どんなに辛いことがあっても忍耐し
頑張り続けることができるようになる。

重苦しいイメージになってしまいます。

もちろんストレスに対して
強くなる必要はあります。

しかし何があっても耐え忍ぶ人は
いずれ限界が来て
ボキッと心が折れてしまいます。

つまりストレス耐性が高いとは言えませんね。

この忍耐強さは
物に例えるなら石ですね。

石は固いので
とても丈夫に思えます。

実際石に力をかけていくと
最初はビクともしません。

しかし力をかけ続けて限界を超えると
いきなりバキッと割れてしまうんですね。

そして一旦割れてしまったら
修復は困難です。

一方ゴムは力をかけると
すぐにへこみます。

更に力を加えるとますます
へこみます。

しかし力を緩めると
すぐ元に戻れるんですね。

そして力を加えられたことによるダメージは
ほとんどありません。

本当のストレス耐性の高さは石のような硬さではなく、
ゴムのような柔らかさ、しなやかさを伴った
強さが大切なのです。

そしてこの状態を最近では
レジリエンスとも呼びます。

また仕事を歯を食いしばって頑張るというのは
負担がかかる割に
生産性は上がりにくいものです。

むしろある種リラックスしつつ
集中力が高い方が
仕事も捗るものです。

また負担も小さいので、
ストレスになりにくいのです。

ストレス耐性を高める3つの習慣

ではこのストレス耐性を高めるには、
何が必要なのでしょうか。

それは習慣を変えることです。

毎日の考え方や行動が
大切なのです。

もし負担のかかる考えや行動を
続けていくとどうなるでしょうか。

じわじわとストレスが溜まり
リフレッシュすることがありません。

それはボディブローのようにダメージとなり
様々な不調をもたらすのです。

そうならないために必要なこと。

まずはストレスの兆候に
早めに気づくことです。

ストレスの兆候に気づく

私自身かつては
ストレスの兆候に気づくことがとても苦手でした。

そのため会社員時代は
ストレスに対する配慮は皆無でしたね。

コンピューター会社でエンジニアをやっていたのですが
日付が変わるほどの残業や休日出勤が
続く日々でした。

でも不思議なほど危機感はなかったですね。

その結果突然不調となり
1年間休職することになってしまったのです。

このような事態を防ぐためには
ストレスの兆候に気づく必要があります。

本当は自分の気分や体調に出てくるものなので
自分に対しての感受性を
高めることが助けになります。

しかしいきなりは
ハードルが高いですね。

まずはストレスがかかりすぎた時に出てくる
典型的な状態を知っておくのが
役に立つでしょう。

これらは三つの領域で
出てくることが多いです。

心、体調、行動ですね。

心の場合は、
マイナス感情が多くなります。

不安、イライラ、落ち込み等ですね。

今までは人前で感情的になることはなかったのに、
急に怒鳴ったり、
泣き出してしまうこともあります。

体調に現れる場合、
睡眠の質が低下しやすいですね。

寝起きが悪くなったり、
なかなか寝付けなかったり。

夜中に何度も目が覚めたり、
悪夢を見ることが増えたり。

食欲にも変化が起きやすいです。

食べ物を胃が受け付けなくなったり、
逆にストレス解消で食べ過ぎて、
体重が急に増えたりします。

医学的に問題がないはずなのに、
とても疲れやすくなり、
休んでも元気が出なくなったりします。

もしこのような兆候が出てきたら
ストレスがかかりすぎている可能性が高いです。

何らかの対処が必要な状態です。

負担にならない行動習慣を身につける


ストレスがかかりすぎた時に
対処する方法としては行動的なものと
心理的なものがあります。

そして即効性があるのは、
行動を変えそれを習慣とすること。

考え方を見直したり変えたりするのは
それなりの時間と手間暇が必要になります。

まずは行動を変えるところから
初めていくのがおすすめです。

ストレスになる状況を減らす

行動を変えるアプローチの中で、
最も即効性があるのが、
このストレスがかかる状況を減らすことです。

もちろん仕事など、
これは外せないというものも
あることでしょう。

しかしこれも丁寧に吟味してみると
周りに合わせて、
理由もなく残業が増えていたりするならば、
早めに切り上げるということも
できるはずです。

このような行動は、
成果が出やすいです。

物理的に負担が減ることで、
心や体が楽になるんですね。

いろんなしがらみが
あると思います。

しかし無理をすることで
コンディションを崩してしまったなら
かえって迷惑をかけてしまうことになります。

自分のためにも周りのためにも、
ストレスがかかる状況を
減らしていくことをお勧めします。

食事をしっかる摂ることで回復力を高める

ストレス耐性を高める上で
食事も大切な要素ですね。

例えば食事が不規則だと
かなりの悪影響があります。

食べる時間を一定にするだけでも
かなりメンタルもしっかりすると思います。

それはストレス耐性の
アップにもなりますね。

睡眠を確保しコンディションを整える

また睡眠の質が悪いと、
それだけでストレス耐性は
大幅に下がってしまいます。

睡眠の質低下につながる行動を
減らすだけでも
とてもいいですね。

例えば、夜遅くなってもなんとなく
だらだらと過ごしてしまううことは
多いものです。

そして就寝時間が
2時になったり3時になったり。

このような生活スタイルを
続けていると
確実にストレス耐性は落ちます。

逆に早めに就寝するようにし
睡眠時間を確保できれば
ストレス耐性は上がりますし
頭のキレも良くなって
パフォーマンスもアップします。

1日や2日であれば
夜更かしもいいでしょう。

しかしこれが毎日のこととなると
その影響はとても大きいです。

一見小さなことと思える
睡眠時間の確保を
日々やっていくことはお勧めです。

運動する

適度な運動を日々行うことは
ストレス耐性、レジリエンスを高めていく上で
不可欠な要素です。

例えばメンタル不調で
休職していたとします。

絶不調の時期は脱して
ある程度動けるようにはなってきたけれども
ずっと家に閉じこもったままだとします。

するとストレス耐性は
どんどん下がっていくんですね。

過去のことを悔やんだり
先々のことで不安になったり。

自分の中でぐるぐる回ってしまって
調子は一向に上がらない。

そんな時に
適度な運動を始めると、
それだけで調子が良くなってくるのです。

ストレス耐性も上がってきます。

ただ運動はどうしても、
億劫という思いで
なかなか始められないことがあります。

それを放置すると
ズルズルいってしまいやすいですね。

やる気になってから運動しようとするのではなく
軽く運動することによってやる気を上げる。

モチベーションに頼らず
習慣として運動することが助けになります。

ストレスの発散も大切

自分にかかるストレスが多すぎて
日々の習慣だけでは
追いつかなくなることもありますよね。

そんな時はストレス発散という
ガス抜きがおすすめです。

一般的なストレス発散法は
自分に合うものもあれば
合わないものもあります。

自分なりのストレス発散の
見つけられるといいですね。

ストレスが溜まらない考え方を身につける

自分とってストレスになる、ならないというのは
心理的な要素も大きいです。

要は物事の捉え方、考え方ですね。

基本的に自分を追い込む考え方は
ストレス耐性を下げますね。

なぜならば外部からのストレスに加え、
自分でもストレスをかけてるわけですから。

負担が増えて
不調になるリスクが増えます。

考え方を変える上で
いろんなアプローチがありますが、
シンプルかつ効果的なのは
自分を追い込むような考え方を
和らげることですね。

要は自分に、
優しくするということです。

もし罪悪感を感じることがとても多いなら、
自分を責めすぎてる可能性が高いです。

根拠なく「 自分は悪い」と
思う習慣がついてるわけですね。

もしこのような思考パターンがあるならば
「私は悪くない」
「私はちゃんとしている」
といった言葉を頻繁に、
自分に対して言ってあげるのはおすすめです。

カウンセリングでも
非常に追い込まれた心理状態で
お越しになる方が多いです。

そんな時は、
今お伝えした罪悪感を緩和する方法を
日々使っていただきます。

すると次に起こしになった時、
別人のように穏やかな表情されていることも、
少なくありません。

それだけ考え方というのは、
ストレス耐性や心のコンディションに、
大きな影響を与えているものだと思います。

ご参考になれば幸いです。

 

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