こんにちは、心理カウンセラーの高牟禮(たかむれ)です。
家族がメンタル不調に陥ると、
どう対応するか、悩みますよね。
「励ましてはいけない」という
一般論は知っていても
それを実践するのはなかなか難しいです。
なぜなら、気持ちが落ちている人と一緒にいるのは、
かなり負担がかかること。
そんなとき、
つい前向きなことを言ってしまうんですよね。
元気なときなら、
いい意味での励ましと捉えられるでしょうね。
でお調子が悪いときは、
逆効果の可能性が高い。
まずはその思いをぐっとこらえ、
見守ることが助けになります。
前向きなことを言われると、
責められていると感じ、
ますます具合が悪くなる可能性が高いからです。
メンタル不調に陥った方が最初に必要なのは、
安全感、安心感。
調子が悪くて寝るしかないときに、
安心して横になれるのは、
とても助けになります。
「負担をかけてはいけない」
「なまけていると思われる」
などと、気が気でない心持ちの方も
多いです。
そんなとき、
暖かく見守ってもらうことは、
回復を後押ししてくれます。
でも難しいのは家族にとっても、
「何もしていない」という罪悪感が
出やすいから。
罪悪感からうごいていいことは、
基本ありません。
もちろん、ひたすら見守るのが、
全ての局面でプラスに働くとは限りません。
例えばある程度回復し、
伸び悩んでいるときは、
外に出て運動したほうがプラスになります。
ときにはそのような具体的な行動を、
軽く後押ししたほうが、
いいときもあります。
最初はこのような
さじ加減は難しいとは思います。
ただこのような原則や陥りがちな
心理状態について知っているだけでも
全然違います。
ご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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