こんにちは、心理カウンセラーの高牟禮(たかむれ)です。
カウンセリングで受ける相談の中で
「自分のやりたいことがわからない」
という相談を受けることがあります
この相談の共通点は
やりたいこと=仕事
という感じでおられるのですね。
そしてその仕事は
いつもやりがいがあって充実している
というイメージがあるようです。
この延長線上でやりたいこと探しを進めていくと
なかなか前に進めないことが多いようです。
なぜなら嫌なことがひとつもない充実感のある仕事という
基準で探すため
なかなか見つからないのです。
私の予想では嫌なこと、
すなわちマイナスの要素が全くなく
プラスの要素しかない仕事というものは
存在しないのではないかと思います。
外からはそのように見える仕事は
たくさんあります。
しかし実際にその業界に入れば
色々あります。
もちろん全く興味もなく嫌いな仕事を
ただただ続けるのが
いいと思いません。
少なくても適性があるものを
仕事にした方がいいでしょうね。
ただ適正がある仕事をしていても
いつも楽しくて充実しているかというと
そんなわけにもいかないと思います。
なぜならば必ず
周りとの兼ね合いが出てくるからです。
例えば個人事業主になったとしても
何でも好きなことができるわけではありません。
お金のやり取りが発生するとしたら
相手に満足していただく必要があります。
それが自分のやりたいことと
完全に一致しているとは限らないですよね。
相手のニーズに合わせていかないと
仕事が成り立ちませんから。
自分がやりたいこと=仕事
という図式を外せば
見つかる可能性は高くなります。
それは個人の趣味になるからです。
自分の好きな趣味を見つけたいというテーマをメインで
カウンセリングをしたことはないですね。
仕事だったりライフワークという意味合いで
「やりたいことを見つけたい」
という取り組みになっていきました。
自分に興味があること好きなことを
仕事の大事な要素することは
幸福度を上げる上で大切なことと思います。
ただマイナスの要素がない
完全に満足できる世界を描いてしまうと
「何も見つからない」
となりやすいのです。
不完全と思える部分と
折り合いがつけられるようになると
選択の幅が広がっていきます。
でもそれが難しい。
それは自分の中の理想に対する
妥協のなさ、
完璧主義が関係しています。
それだけ自分自身や理想に対して
厳しいですね。
この厳しさがやわらいでくると
良い意味での曖昧さが出てきて
選択の幅が出てきます。
着いた仕事が自分の理想にとって完璧でなくても
満足を得られるようになります。
あとやりたいことは
実際に経験しないとわからないことも多々あります。
でも理想が高すぎると
行動に移す前で却下してしまうので
頭の中でグルグルするだけです。
経験を通じて自分とって手ごたえのあるものを
見つけていくことも大切な要素です。
意外な発見があったりします。
頭の中の自己完結で済ませず
まずは動いてみる。
体験してみる。
するとうまくいったりいかなかったり
手応えがあったりなかったり
試行錯誤をすることになります。
泥臭い作業ですけれど、
この流れになると
自分にとって手応えが
はっきりすることが多いのです。
やりたいことを探す時は
頭の中の高すぎる理想像を追いかけるのではなく
まずはいろいろ動いてみて
その経験から見出す形がおすすめです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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