仕事のストレス

仕事が辛く死にたい気分になるのに「休めない」「辞められない」と追い込んでしまいます

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「仕事が辛く死にたい気分のときの対処法」上のプレーヤーで聞くこともできます。
よろしければ音声を聞きながら、最後まで記事を読んでみてください。

 

こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。

仕事があまりにも辛いなら
最悪休んだり、辞めるという選択肢があります。

だけど根拠なく
「休めない」「辞められるわけない」と思い込んでしまい
絶望的になってしまうことってありますよね。

そして「体の病気にならないかな」とか、
「事故にでも合わないかなと」思うようになります。

さらに進むと「死んでしまいたい」と
思ってしまうのです。

それだけ「休めない」、
あるいは「辞めるわけにいかない」という刷り込みは強いですね。

この呪縛から抜け出し、
自由を取り戻すポイントをお伝えします。

ストレスがかかりすぎると、視野が狭くなってしまう

仕事でも何でも
いい感じでやれているときは
程良いストレスがかかっています。
その緊張感が心地よく
生産性もどんどん上がっていく。

だけどストレスがかかりすぎ
限界に近づいてくると、
心に余裕がなくなってきます。
ミスも増えるし記憶力も落ちます。
当然視野も狭くなります。

すると不思議なことに
忙しくなればなるほど休まなくなり、
辛くなればなるほど
がんばり始めたりするのです。

このような負担をかけると、
ますます調子が悪くなります。
そして理不尽にも、
ますます頑張ろうとする。
この悪循環の行き着く先は、
最終的にはもう死んでしまいたい
という思いに囚われるしかないのです。

もし冷静さがあれば
休職をしたり転職したりと
手立てはいくつもあります。
そういった選択肢が頭の中から消えてしまい、
残された思いは、
死ぬこととなってしまうのです。

徐々に追い込まれ逃げ道がなくなっていく

ここまで読んできて、
「自分はきついけど、そこまでではない」と
思われた方もいらっしゃることでしょう。
実際、今はそうなのかもしれません。

たださらにストレスがかかってくると
分かりません。
まだ余裕があるときは視野も広いので
「このような追い込まれ方はありえない」
と思えるからです。

でも実際に余裕がなくなり
視野が狭まってくると
視野が広かったときと
同じ判断ができなくなってしまうのです。

例えばお酒を飲んでいない時は
冷静で論理的で話のわかる人なのに
飲むとまるで話の通じない人になる
というのはありますね。

ストレスによって余裕がなくなると
アルコールと同じように、
しかも慢性的に視野が狭くなることがあるのです。

いきなりそうなるわけではありません。
徐々に慢性化していくので
気がついたら抜け出せないところまで進んでいるんですね。
ですから視野が狭くなり
追い込んでしまうことに対し
早めに気づくことが大切です。

既に視野が狭まりつつある方もおられることでしょう。
この記事をきっかけに
本来の自分を取り戻すきっかけになれば幸いです。

「頑張るしかない」という根性論

仕事がタイトになってきたら
口癖のように「もう頑張るしかないでしょう」と
言ったり思う人がいます。
これって根性論ですよね。

要は気合でなんとかするというスタンスです。
火事場の馬鹿力で
難しい局面を乗り切るやり方です。
めったに起きない難局であれば
根性出すしかないときはあるでしょう。

しかし常に難しい局面に立たされているなら、
火事場の馬鹿力を
コンスタントに出さなければいけません。
これは無理があります。
根性には限界があるのです。
「自分には無理だ」、「できない」と言ってもいいのです。

「できない」と思うこと=悪という思い込み

しかし「無理だ」「できない」と
言うどころかか思うことすら許せない
という方が多いです。
そう思う事は悪そのもの
と言う思い込みがあるんですね。

そう思った瞬間に
負けたことになる、だめになってしまう
と思っているのです。

この思い込みは自分を
弱音を許しません。
絶対に避けなければいけないと
思っています。
だから弱音が出そうになればなるほど
強気になるのです。

体の病気になるか事故にでも遭えばいいのにと思ってしまう

すると頭の中で
「体の病気になったらいいのになぁ」とか
「事故にでもあって入院になればいいのに」
といった思いが沸き上がってくることが多いのです。
このような思いは
「無理」とか「できない」と言葉と違って
抵抗感が小さいです。

なぜなら不可抗力で
辛い状況を変えることになるからです。
自分が負けたことにならないんです。
逃げたことにもならない。
自尊心は守られます。

でも病気にもならず事故にも合わず
辛い状況が続くなら
「死ねたらいいのに」という思いに
取って変わってしまうのです。

仕事を辞めたら終わり、という思い込み

あと仕事を辞めたら
人生は終わりぐらいに思っている方もおられます。
確かにかつては
終身雇用の時代がありました。
1つの会社で定年まで勤めあげ
多額の退職金を受け取り
年金で悠々自適に老後を過ごす。

でも今や終身雇用制は崩壊し
1つの会社にとどまる事は
むしろ稀になっています。
転職する人もいれば
個人で稼ぐ人もいます。

働くあり方が
多様化しているのです。
ただ会社の人とだけ関わっていると
入ってくる情報が非常に制限されます。

そのため融通のきかない仕事観を
刷り込まれやすいのです。
会社に属し働いていても
働き方について情報収集し
視野を広げておくことが大切です。

人手が足りないから休めない、辞めることができないという罠

本当は「今の仕事が辛すぎて休みたい」
もしくは「辞めたい」と思っているのに
「迷惑をかけるからできない」という思いに
とらわれている方もおられます。
「仕事の忙しさが落ち着いたら」とか
「人員が増えてから」と
思っているのです。

しかし本来はそのようなことを
心配する必要がありません。
なぜならば現場が回るかどうかを
心配する必要があるのは上の人間です。
もしそれを心配するならば、
人を増やす権限も責任もないのに気を遣い
自分のやりたいことを
止めていることになるのです。

そんなことをする必要はありません。
社員が辞める可能性は、
常にあります。
そういったことも織り込み済みで
現場が回るように調整していくのが
上の人間の役割なのです。
人手不足のしわ寄せを被ったまま
がんばり続ける義務は無いのです。

実際そのような使命感に駆られ
がんばり続けた挙句うつ病を発症し
休職に陥ってしまった方もおられます。

でも会社は現金なもので
働けてる時はそれなりに良い扱いしてくれたのに
心身にガタがきてパフォーマンスが落ちると、
手のひらを介されたりするのです。

実際そういう局面を
仕事柄数多く目にしてきました。
自分のことは自分で守る
これが仕事で生き延びる鉄則と思います。

心と体のSOSに自分で気づ

過酷なストレスの影響は
必ず心と体に影響が出てきます。
いきなり働けなくなるほどの状態になるのでなく
何となく調子が悪いという兆候があるのです。
心と体のSOSですね。

この兆候に早い段階で気づき
対応してことが大切です。
その時にネックになるのが
「これくらいのことで」という考えです。

仕事の成果を最優先し
自分の心と体のコンディションを後回しにする人に
ありがちな考えです。
短期的には成果も上がり、
これでよかったという
結末になることも多いでしょう。

しかしこのスタンスで慢性的に無理をすると
いつの間にか視野が極端に狭くなり
どうにも抜け出せない状況に
陥ることが多いのです。
これはまずいなという懸念を感じたら
信頼のおける知人や専門家に相談し
早めに対応をとることが大切です。

 

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