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人に振り回されれるのは辛いし疲れる もう人間関係をやめたいと思っている繊細なあなたへ

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こんにちは、心理カウンセラーの高牟禮(たかむれ)です。

人に振り回されることってありますよね。

実際に接しているときもストレスですし、
時間が経っても尾を引くことが多いです。

カウンセリングでも、
「振り回されないようにするにはどうしたらいいですか」
といった相談はよくあります。

今回はこの
人に振り回されることによるストレスを
どう解消していくかについてお伝えします。

人に振り回される原因は2つある

人に振り回されるとき、
必ず原因があります。

その一つは外的なもの。

要は相手がこちらを振り回すような
言動をしているときですね。

もうひとつは、心理的なもの。

相手の言動というよりは、
心理的に振り回されやすい状態になっているということですね。

それぞれ対処法を考えていきましょう。

外的な原因で振り回されるとき

自分が振り回されてしまう外的な原因。

煩わしいと感じてしまう人

もし頻繁に、煩わしいと感じるなら、
望まない形で、相手と関わることになっている可能性が高いです。

例えば、

「◯◯さん、これやっておいたのですが、どうですか?」

といったやりとりが多いとします。

これは質問のように見えて、
実はそうではありません。

要は褒めなければいけないような、
圧力があるんですね。

もしここで、
社交辞令的に褒めたとします。

すると、かなりの確率で、
こういったやり取りが、
その人と増えるでしょうね。

要は「褒めてもらいたい」と思って声をかけたら、
ちゃんと褒めてもらえた。

悪くないコミュニケーションに思えるかもしれませんが、
「この人ならまた褒めてもらえる」と、
見込まれてしまいやすいのです。

すると頻繁に上記のようなやり取りが繰り返され、
うんざりするようになりがちです。

このパターンに陥らないためには、
安易に褒めないことです。

かといってスルーするだけでは、
空気が悪くなり、
それはそれで煩わしくなる可能性があります。

もし褒めるに値すると思えたら、
その理由も、しっかり伝えることですね。

逆にそうでもないと思えたら、
スルー気味に対応。

こういった切り分けをしていけば、
「求めればいつも褒めてくれる人」とはならないので、
煩わしく感じるやり取りは、
減っていくでしょう。

頻繁に屈辱感を感じてしまう

やりとりをしていると屈辱感を感じ、
あとから思い出してはイライラしてしまう。

このパターンも、よく相談されますね。

これは次のようなやり取りに
なっていることが多いです。

本人:「これについては、Aだと思うんですよね」

相手:「いやBですよ」

まさに即座の否定ですね。

しかも、こちらが言い終わる前に、
被せるように言われてしまう。

本当はなぜAなのかの理由も話すつもりだったのに、
強制的に打ち切られ、
相手の言い分を延々聞くはめに陥ってしまう。

もし、このようなやりとりで振り回されてしまうなら、
相手は最初から、
こちらの話を聞くつもりがないのは明らかです。

そして、こちらの言い分を否定し、
自分が正しさを証明することしか関心がありません。

ただ否定されるとイラッとするので、
ついこちらも、
自分の意見を強く言いたくなもの。

すると今度は、
平行線のやり取りが続くことになります。

こうなってしまうと、こちらも意地になって、
自分の意見を相手に押し付けたくなりますよね。

当然後味が悪く、
不愉快な気分を引きずってしまいがち。

こちらの話を聞く気がないという相手を、
変えることは難しいですが、
こちらの対応を変えることで、
ストレスの軽減をはかることはできます。

それは、相手が意見を言い始めたら、
同意をして、
その話し合いを早めに打ち切ることです。

もちろん、後味の悪さはあります。

ただ、こちらも意地になって、
言い合いを続けるよりは、
はるかにストレスは小さくなります。

「自分にとって、どちらがマシか」
という観点を持ち、
早めの撤退をお勧めします。

相手が傷つくことを言ってくる

これは最もストレスがかかる
やり取りになりますね。

そのほとんどは、
ハラスメントと言っても、
過言ではありません。

もし、関わりを持たずにすむ状況ならば、
物理的に接触しないようにすることを
お勧めします。

もし職場の上司等、
接触が避けられない場合、
まずは周りの人に相談してみるのがお勧めです。

味方が一人もいない状態ですと、
耐え難い状態に、
陥る可能性が高いですね。

自分がつらい状況に陥っていることを理解し、
支えてくれる人が一人でもいれば
随分違うものです。

もし可能なら、「あなたは悪くない」等と、
繰り返し言ってもらうといいでしょうね。

度々傷つくようなことを言われていると、
理屈では自分に落ち度はないとわかっていても、
知らない間に「自分が悪い」と刷り込まれてしまい、
抜け出せなくなってしまうことがあるからです。

もし傷つけてくる人より立場が上で、
相談できる人がおられるなら幸いです。

上の立場の人つながっているとわかるだけでも、
違ってきますし、
圧力をかけてもらうこともできます。

心理的な原因で振り回されるとき

心理的な要因があると、
相手の状態と関係なく振り回されることが多いです。

そして一番つらいのは、
いつまでも引きずってモヤモヤし続けること。

さらには自分を
責め続けること。

心の中で何度も何度も反芻し、
苦しくなってしまうのです。

この苦しみから抜ける方法は、
大きく分けると2つありますので、
お伝えします。

「振り回された」状況を詳しく思い出す

これは意外と、
感じられた方も多いと思います。

すでに何度も思い出し、
辛くなっている方もおられるからです。

この過去を思い出すというのは、
実は2パターンあります。

通常は断片的に思い出し、
自分の主観もかなり入り込んでいるものです。

このモードで思い出し続けると、
苦しいだけです。

なぜなら心理的に振り回されやすい人は、
客観的に思い出すのではなく、
自分の思い込みというフィルターをかけて
思い出すからです。

そしてその思い込みは大抵、
他者不信や自己不信の傾向が強いです。

すると思い出せば思い出すほど、
辛くなるだけではなく、
否定的な思い込みを強化してしまうのです。

これを修正するには、
なるべく客観的に思い出すことが必要です。

それにはコツがあって、
できるだけ具体的かつ詳細に思い出すことです。

思い出すときに思い込みが入っていると、
事実は断片的で、
否定的な解釈が大半になります。

しかし、なるべく具体的な出来事を
詳細に思い出そうとすると、
思い込みは入りにくくなるのです。

すると相手の言動に、
以外に肯定してくれていたとか。

以外に、気遣ってくれていたとか。

実は、自分には関係になかった等の
気づきが起きてくるのです。

すると否定的な思い込みが修正され、
より客観的になっていきます。

そして客観性が増せば増すほど、
心理的に振り回されることが減り、
淡々としていられるようになるのです。

もし、心理的に振り回される傾向があると、
いろんな出来事があるたび、
否定的な思い込みを加えた記憶が増えていくので、
どんどん生きづらくなってしまいます。

客観的かつ詳細に想い起こす習慣をつけることで、
その流れを変えることができるようになります。

自分にいたわりの言葉をかけてあげる

ただ繊細な方は、
事実を明確にするだけでは、
モヤモヤが残ることが多いです。

そんなときは、
そのモヤモヤに対して、
共感していくことが助けになります。

例えば、「何かモヤモヤするよね」という言葉を、
自分にかけてあげるのです。

すると心の奥底の傷つきが、
徐々に和らいでいきます。

このような、いたわりの言葉を、
心が揺さぶられるたびに、
かけてあげるのは、とても助けになります。

ただ共感だけでは、
否定的な思い込みがなかなか修正されません。

先に述べた、
事実を詳細に思い出すという取り組みも、
無理のない範囲で、
進めていくことが大切です。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

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