こんにちは、心理カウンセラーの高牟禮(たかむれ)です。
心の傷へのアプローチは、
流派によって、
結構見解が分かれています。
以前からあるアプローチは、
心の傷にまつわる記憶を明確にし、
しっかり向き合う、
感じ切ることを推奨する傾向が強いですね。
そして新しい流れとしては、
心の傷に向き合わせるのは、
逆効果と考えることが多いです。
私的には
両方理解できる感じですね。
以前から、心の傷に
やみくもに向き合わせるアプローチには、
強い違和感がありました。
実際、心の傷の解消がうまくいかない、
という相談は数多く受けました。
そしていくつかアドバイスすると、
セッションの流れが良くなった、
というご報告を頂くことが多いですね。
最近の心の傷に関する風潮。
明確にしたり、向き合わせることは
悪化するだけで
意味はないというもの。
これはこれで、
違和感を感じています。
なぜなら心の傷を明確化することで、
うまくいくケースが
いくつもあることを
経験的に知っているからです。
この明確化にも
いくつかのヴァリエーションが
あるのです。
感情をある程度明確にし、
進めていく場合。
感情と思考を明確にし、
進めていく場合。
信念体系を明確にし、
進めていく場合。
出来事がヴィヴィッドに
甦るところまで持っていき
進めていく場合。
心の傷を明確化するといっても、
いろいろあるんですね。
これらを必要に応じて使い分けることで、
成功率はグンと高まります。
もちろん、
一切明確にしない、
直面化させない、
という選択肢を入れれば、
さらにいいですね。
心の傷に関してはこのように、
多様なアプローチがあります。
全てを否定することなく、
役立つものは、
全て活用するのが、
私のスタンスです。
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