こんにちは、心理カウンセラーの高牟禮(たかむれ)です。
カウンセリングのとき、
私が着目するのは、
話の内容だけではありません。
ノンバーバルな表現も、
非常に大切と感じています。
クライエントさんが言っていることと、
やっていること。
この両方を
しっかりキャッチすることが
大切ですね。
前者は、
どちらかと言うと、
意識レベルに近い。
そして後者は、
無意識のことが多い。
もしノンバーバルに
緊張などの警戒心が現れているなら、
クライエントさんの心の奥底に
恐怖があります。
そしてクライエントさん自身も、
気づいていないことも多いですね。
ここで大切なのは、
こういった内容を不用意に
クライエントさんに
伝えないことです。
警戒心があるときに、
クライエントさん自身も
気づいていないようなことを
指摘されたら
ますます怖くなりますよね。
カウンセラー、セラピストは
クライエントさんに対する気づきを
胸に秘めていた方が
いいこともあるのです。
その上で安心感が
増すような対応を心がける。
そしてクライエントさんが
安全感を感じられたら、
これは立派な
信念を書き換えるワークです。
なぜならクライエントさんが、
強い警戒心を抱いているなら、
「人は危険である」
「人は私を傷つける」
といった信念を持っている
可能性が高いです。
そんなときカウンセラー、セラピストが、
安全感、安心感を提供したら、
信念を覆すような体験を
提供したことになります。
象徴的なイメージも、
言葉も使っていないけれど、
接する態度そのものが、
深い思い込みを書き換える。
そんな展開もあるのです。
このようなクライエントさんの信念が、
カウンセラー、セラピストとの
関係にも持ち込まれている場合は、
マニュアル的に何らかの
手順を進めようとしても、
ギクシャクしてうまく進みません。
警戒心があると、
それどころではありません。
ここを緩めていくことは、
クライエントさんを深く理解し、
血の通った対応をすることが
不可欠です。
そして警戒心が和らぎ、
安心感が出てきたら、
マニュアル的な手順が、
使えるようになるのです。
ただカウンセラー、セラピストの関わり自体で、
信念を書き換わってしまったら、
改めて手順を使う必要がないことも多いですね。
セッションを進めていく上で、
心理学的な理論や手順も大切です。
ただそれ以上に、
クライエントさんの無意識的表現である、
ノンバーバルを読み取ることは、
より大切と思います。
より柔軟に、
より深いところまで届く関わりが、
可能になるからです。
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