エモーショナル・リ・バース・セラピー

カウンセリングで「心の蓋をする技術」は守りの技術でもあり、攻めの技術でもある

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こんにちは、心理カウンセラーの高牟禮(たかむれ)です。

カウンセリングを進めていく上で、
心の蓋をする技術は、
とても大切です。

自分の内面に向き合ったり、
過去を掘り下げた直後は、
心の蓋が開いたままです。
もし、そのまま放置したら、
せっかくの変化が定着せず、
流れてしまいます。

蓋をすることで、
その変化が定着し、
変容につながるんですね。

ただこの説明だけだと、
カウンセラー、セラピストからすると、
「守り」のアプローチというイメージで、
あまり面白いものでは
ないかもしれません。

ある種玄人好みの
渋い話のように聞こえても
無理はありません。

しかしセルフワークや、
カウンセリングの現場では、
この心の蓋をする技術は、
ある種「攻め」のツールとして、
使うこともできるのです。

一般的な過去の掘り下げの技術は、
抑圧された感情、無意識への
アプローチに向いています。
ただあまりにも苦痛が大きくて、
解離している感情には届きません。

解離が起きると
切り離されさまざまなアプローチをもってしても、
届かないところに感情エネルギーがあるので、
空振りしてしまうのです。
心理アプローチはもちろん、
身体技法をもってしても、
届きません。

そして安全面から考えるなら、
それでいいのです。
下手に届いてしまうと、
その感情の強烈さゆえに
大きなダメージを負ってしまうからです。

ただカウンセリングを受ける立場からすると、
痒いところに手が届かない感が
とても強くなってしまいます。

なぜそう言い切れるかと言いますと、
かつての私は
解離した感情が膨大にあって、
身動きが取れない状態だったからです。

20代までは、
解離したままで
何も感じない人間でした。

自分の気持ちはわからないし、
人の気持ちもわからない。
感情鈍麻というやつですね。

当然、自分が無理をし疲れていても、
何もわからない。
そんな状態だったのです。

ところがコンピューターメーカーに就職し、
残業三昧の日々を送っていた時、
ネガティブ感情のエネルギーがさらに蓄積し、
解離することもできなくなって、
溢れ出したのです。

猛烈な疲労感と、
身体中の激痛という形で。
それは20年近く、
私を苦しめました。

さまざまな心や身体のアプローチを
受けましたが、
その時は少し開放感があったとしても、
すぐにいつもの絶不調に逆戻り。
焼け石に水でした。

そのため自分を生き延びさせるために、
セルフワークのなかで、
ありとあらゆることを試したのです。
そして見つけた、
心に蓋をする技術。

それを行なっていると、
興味深い現象が
起きてくるようになったのです。

解離した感情が、
心の蓋をしっかりさせると、
逆に意識にのぼるようになったのです。

何とも言えない
身体の違和感を通じて。

この現象を
解離感情の結晶化と
私は名付けました。

そしてこの感情の結晶化が起きると、
従来のセラピーのアプローチが、
可能になったのです。

これは私にとっては、
「回復するかもしれない」という
希望を初めて持てた瞬間でした。

ここで起きていることを、
整理しますね。

抑圧された感情は、
掘り下げのアプローチを行うことで、
届くようになり、
解放することができます。

しかし解離した、
要は心から切り離された感情は、
いくら掘り下げても、
遥か彼方にあるので届きません。

ところが心の蓋をする技術を使うと、
解離していた感情が
感じられるようになるのです。

ここが一番、
不思議に思われるところと思います。

要は心の蓋が丈夫になると、
「感情を解離させなくても大丈夫」と、
私たちの深層が判断するようなのです。

解離という形の安全装置を解除しても
感情エネルギーで自分が破壊されないと
わかるのでしょうね。

解離感情が
このように結晶化すると、
従来のアプローチで、
解消することができるようになります。

そこから私の回復が始まり
今日に至ります。

心の蓋をする技術というのは、
抑圧された感情に対しては、
大切ではあるけれども、
「守り」のアプローチとしての
地味な存在。

ところが解離感情に対しては
何をやっても届かない
切り離された感情を
取り扱えるところまで持ち込む、
「攻め」のアプローチに、
豹変するのです。

つまり解離感情は、
心に蓋をする技術を使えば使うほど、
解放を推し進めることができる、
ということですね。
セラピーにおいて、
今までにないことが可能になったのです。

おかげで、
絶望的なまでの慢性的な
疲労や身体の激痛はなくなり、
今は快調そのもの。

54歳とは思えない活力があると
自分でも思います。

頭の回転も、
おそらく過去最高の状態。
精力的な情報発信を、
可能にしています。

あとアンチエイジング
でしょうね。
自分で言うのは、
かなり気恥ずかしいですが、
かなり若く見られますね。

しかもこれらは、
私だけに起きたことではありません。

私の講座を受講し、
心の蓋をする技術を身につけた方々は、
ブログやフェイスブックでの
情報発信力がアップし、
アンチエイジングも進んでいる方が多いです。

かなり再現性が高そうです。

 

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