こんにちは、心理カウンセラーの高牟禮(たかむれ)です。
セッションを進めていく上で
不可欠なものの1つは
観察力と感受性、直感。
これらは理論やテクニック以前の
ベースの部分ですね。
これらのベースができていないと
セッションはうまく流れません。
どんなに心理学の理論が詳しくても、
それだけでは、
厳しいですね。
下手をするとクライエントさんを理論だけで
理解することになりかねません。
そして進め方も
マニアル的な手順を
ただ組み合わせたものになりがち。
ある種そつのないセッションには、
なるかもしれません。
しかし、命の流れのようなものは、
起きようもなく、
作業としてのセッションに終始するだけです。
それでは本当の変容は、
起きないですね。
では観察力、感受性、直感
といったものを高めるは、
何が必要か。
一つは、
セッション数と思います。
それも真剣勝負の。
厳しい局面を数多く経験すると、
セッションに必要は能力は、
自ずと目覚めるものだからです。
ただ私自身は、
それだけでは足りませんでした。
セッション数が多い割には、
上達しない。
そんなジレンマが
あったのです。
その原因は、
私自身のメンタルブロックにありました。
メンタルブロックは、
セッション数を増やすだけでは、
解消されない。
より積極的に、
自分自身に向き合う必要がありました。
私にとって助けになったのは、
エモーショナル・リ・バースセラピーの中にある、
蓄積感情を解放するメソッド。
具体的な過去の記憶や、
ストーリーになりようがない、
より原初的な感情の塊。
苦痛の断片の集合体。
これらは身体の細胞に、
意識できない形で溶け込んでいます。
それが感受性の鈍さ、
頭の回転の鈍さに
つながっていたのです。
これらの蓄積感情が解放されるにつれて、
長年埋もれ続けていた、
私自身の能力が立ち現れてきました。
観察力、感受性、直感などが、
急に高まり始めたのです。
するとセッションの流れも、
すごく良くなりました。
これといったテクニックを使わなくても、
するすると進み、
クライエントさんも
深い体験とつながりやすくなる。
命の流れが、
自然になってきたときに
起きる現象ですね。
そこをサポートするには、
まずは自らの命の流れを阻害していた、
蓄積感情のリリースが
必要だったのでしょうね。
もちろんセッション力を高める上で、
これが全てではありません。
今回お伝えした部分は、
1セッションにおける
今ここの瞬発力、底力のアップに
関係ある要素ですね。
この要素に戦略的な視点を入れることで、
総合的なセッション力アップにつながるのでは、
と思っています。
ご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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