人間関係のストレス

両親が不仲で悪口を聞かされたり、仲裁役をさせられたりしてストレスです

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こんにちは、心理カウンセラーの高牟禮(たかむれ)です。

カウンセリングのなかで、
両親の不仲が話題になることがあります。

それは現在進行系のこともあれば、
子ども時代にそうだったことも。

よくあるのは、
父親や母親の悪口を聞かされるというパターン。

グチをずっと言ったりするのです。

要は両親の関係が良くないんですね。

そのためグチを聞くだけではなく、
両親の仲介役をさせられることもあります。

このような状態が続くと、
メンタルにダメージが残ります。

それも想像以上に大きな。

現在進行系はもちろん、
過去のことだったとしても、
メンタルの不安定さとして、
悪影響が続いていることが多いですね。

今回の記事では、
その理由と対処法をお伝えしますね。

父親や母親の悪口を聞くと悪影響がある理由

両親の関係が良くないと
お互いの悪口を、
子どもに言いがちです。

すると悪口を言った親は、
気持ちがラクになるのです。

自分が抱えていたストレスや、
心の重荷から開放されるからです。

でも聞かされた子どもは
たまったものではありません。

夫婦間の葛藤というのは、
大人にとっても、
かなり過酷なストレスです。

その溜まりに溜まったストレスを、
悪口という形で吐き出す。

悪口を聞かされる人は、
相手の感情のゴミ箱の役割を、
担っていると言えます。

大人になってからも、
誰かの悪口やグチを長時間聞かされ、
どっと疲れたということはありますよね。

たまに聞かされるだけでも、
うんざりするものです。

それをまだ、
ストレス耐性が高くない子どもが、
頻繁に聞かされたとしたら。

その都度、大人でも持て余すほどの過酷なストレスを、
長期にわたって引き受けていとしたら。

心の発育に、
大きな悪影響が出ても無理はありません。

両親の仲裁役や伝言板はさらに過酷なストレスがかかります

別パターンとしては、
仲裁役や伝言板というのがあります。

悪口を聞かされる以上の負荷。

なぜならマイナス感情を持った父親と母親。

二人同時に関わり、
緊張感を和らげるために
尽力することになるから。

これも大人になってから、
険悪な二人の調停役をやるとしても、
そうとう気を使い、
ヘトヘトになるものです。

それを子どもにやらせること自体、
無茶振りも極まれりですね。

例えば両親が直接言葉を交わすことは
ほとんどなかったとします。

でもコミュニケーションは
成り立っていたりするのです。

それは子どもが、
伝言板の役割を担っているから。

父親が母親に言いたいことを、
子どもに言い、
それを伝える。

その逆もあります。

今でもこういった状況の方もおられるでしょうし、
子ども時代がそうだった人も
おられることでしょう。

これらはメンタルに
非常に負担がかかるのです。

悪口の聞き役、不仲の調停役に気づくだけで負担は軽くなる

しかし、直接自分に攻撃があるわけではないので、
そんなにストレスフルなこととは
思っていない方がほとんどです。

でもストレスが、
自分でも気づいていないタイプが、
一番やっかい。

なぜならその後調子が悪くなっても、
それが原因と気づきにくいので、
避けようとしないから。

すると繰り返しこの
強いストレスにさらされることになり
慢性的に不安定になってしまうことも。

でも本人は、
なぜこんなに調子が悪いのか、
その理由がさっぱりわからないので、
この状況から抜け出せなくなってしまうのです。

でも悪口の聞き役や、
不仲の調停役を担わされることが負担とわかると、
それだけで軽くなることも多いです。

自覚していないストレスを、
自覚しているストレスにしていく。

これがストレス対処の、
第一歩と言えます。

一番の対処法は、悪口の聞き役、不仲の調停役から降りること

ストレスに対処する上で、
一番即効性があるのは、
環境調整と言われるもの。

要はストレスに陥る状況を
なるべく減らすということです。

例えば、グチが始まったら、
その場を離れる。

家族間がどんなにギクシャクしても、
仲裁役、伝言板役を自ら買って出て、
その緊張を和らげないようにする等。

これだけでストレスが大幅に減り、
不調が改善する人もおられることでしょう。

ストレスを減らすのに罪悪感を感じる必要はありません

ただこのようなアドバイスをしても、
最初は実行することが難しいです。

罪悪感というメンタルブロックが、
出てくるんですね。

でも本当は、
罪悪感を感じる必要はありません。

なぜならば親のマイナス感情を、
子どもが引き受ける義務はありませんから。

その逆は
ありとおもいますけど。

子どもが持て余しているストレスや感情を引き受け、
落ち着かせてあげることは、
とても重要な親機能のひとつ。

もし、子どもが親のストレスや感情を引き受けているとしたら、
親子の役割の、
逆転現象が起きているんですね。

この逆元現象に陥る状況を
なくすだけです。

何も悪いことはありません。

親の心理的困難を
助ける義務はないのです。

でも理屈としては理解できても、
罪悪感はなかなかなくならないものです。

そんなときは、

「子どもがいつも、親のストレスを引きるける義務はない」

「私が負担に感じるのは当然だ」

「重荷に感じるのは人として普通の感覚だ」

といった言葉で
自分に言い聞かせてあげましょう。

親ではなく友人、知人と同じような状況に陥ることもある

そしてこの親子関係のパターンは、
友人、知人にも影響することがあります。

いつの間にかグチの聞き役、
調停役、伝言板役を担わされてばかり
だったりするのです。

そしてこの役割から降りることに、
罪悪感や恐怖を感じるので、
ずるずる続けてしまいやすいのです。

罪悪感に関しては、
前節にお伝えした考え方と同じです。

そもそも相手のグチを聞いたり、
調停役、伝言板役を担う義務はないのです。

まずは罪悪感を和らげていきましょう。

そして恐怖も、
強くあります。

もしグチの聞き役、調停役、伝言板役を止めたら、
相手の人が、
自分を嫌うのではないか。

見捨てられるのではないか。

そんな思いに
襲われやすいのです。

こういった人間関係は、
冷静に考えると、
平等ではありません。

上下関係です。

友人知人が上で、
自分が下。

それもかなり低い
身分ですよね。

これも理屈としてはわかるけれど、
気がついたら、
同じような人間関係ばかりになってしまう、
という方も多いです。

自分の中の親機能を高め、平等でストレスフリーな人間関係を取り戻す

では、世話役ばかりの人間関係は
どうしたら止められるのでしょうか?

上下関係に陥る原因

そのためには、
このような人間関係になる原因を
知ることが助けになります。

その原因は、
一言で言うならば自分に対して、
親機能を使えないことです。

無理もありません。、

子どものころに、
親に対してはグチを聞いたり調停したりと、
親機能をフル回転させていました。

大人になってからは、
周りの人に対し、
同じように親機能を駆使しました。

そしてこの親機能を、
どうやって自分に使えば良いのか、
わからないままなのです。

自分の中の子どもの部分は、
親的なサポートに飢えています。

でもサポートは
皆無のまま。

そして人に対して親機能を発揮すると、
そのときは愛想良くしてもらえます。

それを手に入れるため、
他人に親機能を使い続ける状態に
なっています。

でもそれは儚いもの。

なぜなら他人に親機能を使っているときだけ必要とされ、
潤いの感覚が少しは得られます。

でもそれはとても
疲れること。

そのため親機能を使わなくなると、
相手は罪悪感を与えつつ
去ってしまう。

残るのは罪悪感と、
空虚感だけ。

解決法

この問題の解決法は、
シンプルです。

自分の中の親機能を高め、
自分に対して使えるようにすることです。

子どもの部分の感情を引き受けられるように、
持っていくんですね。

これが一番現実的かつ効果的な
解決法ですね。

不安な気持ち、悲しい気持ち、
心細い気持ち。

こういった思いを察して、
和らげてあげるのです。

このやり方は、
他人に対しては十分使えています。

その矛先を、
自分の感情に向けるのです。

これが親機能を、
自分に使うということ。

するとそれだけで、
気持ちがすごくラクになります。

他人に親切にして、
その対価として愛想よくしてもらうよりも、
はるかに。

確実性が高いし、
効果も高いのです。

この感覚が根付いてくると人間関係で
理不尽な役割を
引き受けることはなくなっていきます。

すると空虚感や
虚しさも減ってきます。

さらには自発的なモチベーション、
熱意が現れてくるようになります。

親や知人からの搾取をストップし、
自分自身を取り戻すことができるのです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

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