こんにちは、心理カウンセラーの高牟禮(たかむれ)です。
カウンセリングには、
いろんな目的があります。
行動の変化だけでいい場合もあれば、
内的変容に焦点を当てた方がいい場合も。
そして行動が変わると、
内的変容にもつながりますし、
その逆もあります。
だから何かにこだわるのではなく、
手をつけやすいところから始めるのが、
現実的と思います。
そして行動の変化と内的変容の両方が、
最終的には起きる必要があります。
なぜなら片方だけだと、
変化が定着しにくいから。
必要に応じて、
この2つのアプローチを切り替えることができると、
行動の変化と内的変容が、
進みやすくなりますね。
この切り口を入れると、
カウンセリングの質は、
かなりアップします。
もちろんそれでも、
停滞することはあります。
その原因のひとつは
クライエントさんの「自責」。
自責があると、
行動の変化と内的変容の、
大いなる障害となるのです。
自責が強いと、
行動したことの成果を、
まっとうに評価することができません。
また悲観的になるので、
行動することに消極的になります。
また内的変容には、
あるがままの承認が不可欠。
しかし自責があると、
承認はおろか
過剰に自己批判することで、
自尊心を残ってしまいます。
すると内的変容による行動の変化も、
行動の変化による内的変容といった、
相乗効果も得られなくなります。
メンタルが機能不全を起こし、
カウンセリングの作用が、
うまくはたらかなくなるのです。
ですからカウンセリングがスタートしたら、
まずはこの自責の度合いを、
見極めることが大切です。
かなりの確率で、
自責の強さが見受けられます。
その場合、
この自責の緩和から始めていきます。
経験が浅く、
この現象を理解していなかった頃と比べると、
格段に成功率が上がりました。
このように自責の緩和、
行動の変化、内的変容の促進といった、
複数のアプローチを、
必要に応じて切り替え進めていくことが、
カウンセリング力のアップにつながり
成功率も改善していきます。
ご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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